３８クサスギカズラ（ユリ科）
薬用部位：塊、根（九月ごろ掘り、水で洗ってから二、三分間熱湯につけてとり出し、日光に当てて乾燥させる。
薬効：強壮強精、咳嗽、喀血
使用法
強壮強精
6～10gを一日量とし、煎じて飲む。伝えられるところによると、杜子微という人は、天門冬を服用していたところ、八十人の妾を持ち、子どもが百三十人もあり、一日三百里の道々歩いたという。この三百里は、日本の三十里くらいと思うが、それにしても大したものであるといってよい。
せき、喀血
使用法は滋養強精と同じ。痰のからむ咳に効があり、喀血をとめる効があって、その効果は麦門冬とほとんど同じである。 |
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