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漢方と民間薬百科:大塚敬節著書(主婦の友社)
か行
32キハダ ミカン科

別名:黄柏、黄藁、サンゼンソウ

薬用部位:内皮上皮を剥いで、鮮黄色の内皮をとり、日光に乾かしたものを用いる。採集時期は、夏の土用のころが最もよいとされ、冬には幹から皮がはげにくいので、そのころは避けたほうがよい。

薬効:健胃、整腸、口内炎、歯痛、扁桃炎、打撲、打ち身、水虫、しらくも、頭部白癬、湿疹、肺炎、肺結核、結膜炎、痔、雪やけ。

使用法
健胃整腸
内皮をこまかく刻んだもの3gを、300㏄の水に入れて半分に煮つめ、滓をこし、これを一日分として三回に分けて飲むと、胃腸をじょうぶにする効がある。胃炎、腸炎、消化不良、食あたりに用いる。

口内炎
口内がはれて痛むときは、キワダの内皮、クチナシの実と、ナンテンの葉を、それぞれこまかく刻み、ガーゼを二枚重ねてこれを包み、口中にふくんでいると痛みが楽になる。また、キワダの内皮を濃く煎じた汁でうがいしても効がある。

歯痛
内皮を刻み、それに焼き塩を加えて噛みしめていると痛みが楽になる。また、歯茎が腫れて痛むのにぜ物があるかないかわからないが、あるいはセンブリなどがはいっているかもしれない。、真偽のほどはよくわからないが、キワダの水製エキスに、量をふやすために、小麦粉を多量にまぜて作っていると聞いている。

百草として売っている同じ百草にも、製造所によって、その効力に強弱があるように思うが、あるいはそのためもあるのではないかと考えられる節がある」陀羅尼助と百草とに関してして、大槻文彦著「大言海」は、次のように述べている。陀羅尼助。「僧ノ陀羅尼ヲ諦スル時、睡ヲ防グ助トシテ、口ニ含ミタルニ起ルト云フ」黄柏ノ生皮ヲ煉リツメテ製セル薬ノ名。色、黒ク、味、極メテ苦シ・吉野大峰ノ洞川ニテ作リ、大峰ニテ焼キタル香ノ咽煤ニ、百草ヲ交ヘ、加持シタルモノト偽ル。或ハせんぶりノ根ニテモ製ス。腹痛ニ効アリ。今、俗ニ御百草トモ云フ。ダラスケ。一話一言(大田南畝)十三、「ココ(大峯)二陀羅尼輔ト云フ薬アリ。其ヲ調ジヌル所へ至リテ見ルニ、黄柏ノナマナマシキ皮ヲ煉リツメタルモノ也、大峰ニテ焼ケル香ノ煙ノ溜マレルニ、百草ヲ雑へ、加持シタルモノナリナド言ヘルハ、ヨシモ無キコドナリ」
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