健康維持や予防なら民間薬で十分です。副作用もなくお茶代わりに安心して服用できます。
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漢方と民間薬百科:大塚敬節著書(主婦の友社)
か行
15カマキリ

別名:蟷螂トウロウ、イボムシ、イボムシリ

薬用部位:全体、巣(秋になってカマキリがクワの木に作る巣を、桑螵蛸といい、薬用にする

薬効:刺のたったとき、腫れ物、陰萎、遺精、遺尿症、眼病、痔


使用法
刺たったとき
刺がたって抜けないときには、カマキリの干したものを粉末にして、傷口に塗りつけておくと、刺の頭が少し出るから、毛抜きで抜くとよい。また、黒焼きにして唾で煉ってつけてもよい。

腫れ物
黒焼きにして、硼酸軟膏またはワセリンで煉ってつける。私の恩師湯本求真先生が、顔面に疔ができて、ひどくはれて痛んだとき、この方法で一カ月くらいでなおったことがある。

陰萎、遺精、遺尿症
これらには、桑螵蛸を二、三月ごろとって、熱湯を注ぎ、日光に当てて干し、蓄えておく。これを用いるには、酒につけてから炒り、粉末として一日8gほどをショウガ湯で飲む。

眼病
虚弱児で、目星のできたときは、桑標蛸を黒焼きにして飲ませる。


カマキリの黒焼きを、一回に2g飲む。痔の痛みが薬になる。


カマキリの巣で刺抜き
刺が深く刺さって、見えなくたると、苦痛でやっかいなものですが、カマキリの巣の黒焼きをつけると、そんなときでもたやすく抜くことができます。秋から冬にかけて野原などの草や木の小枝にある、カマキリの巣をとってきて、小さな土瓶か行平なべの中に入れて黒焼きにし、ご飯粒とよく練り合わせて紙片にのばし、刺の刺さっている部分に、貼り付けておくのです。たいていの刺は、翌朝になるとその紙片についてとれます。黒焼きにするのは、カマキリの頭でも結構です。昭和六年「主婦の友」より

目星にカマキリの巣
私は目に星が出たり、ゴロゴロして痛むときに、カマキリの巣を黒焼きにして一週間ばかり飲み続け、完全に治った経験があります。カマキリの巣は、庭の枝や葉陰よます。私どもが見うると、丁度、草や木の液汁が泡になって吹きだたのが固まったもののように見えますが、色は薄い灰色で、直系3㎝くろいの丸さのフワフワしたものです。

少し草木に親しんでいらっしゃる方なら、あああれかとお気づきになりましょう。それを二つ三つむしりとって、炭火の上で、火ばしにはさんでまっ黒に焼き、粉末にしたものを水で飲むだけのことですが、一夜明けると、不思議に快方に向かっていること、驚くほどです。「主婦の友」の記事

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