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漢方と民間薬百科:大塚敬節著書(主婦の友社)
あ行
56オトギリソウ 弟切草(オトギリソウ科)

別名:小連翹

薬用部位:葉、茎、花(夏の土用のころ、葉、茎、花ともに、実の熟さないうちにとって、日に当てて乾かして用いる)

薬効:切り傷、打撲、打ち身、筋骨痛、腫れ物、喉つまり、疝気、浮腫、前立腺炎、鳥類の外傷

使用法
切り傷、打撲、筋骨痛、腫れ物
葉と茎をせんじた汁で洗い、また罨法する。生の葉、茎をすりつぶして汁をつげてもきく。同時に、煎じた汁を・内服するとなおよい。

喉のつまり
食物がのどに痞えるときは、オトギリソウと、長期間ふたにしておいたハスの葉を、ともに黒焼きにして飲むとよい。

疝気、浮腫
漢方で疝気と称するのは、冷え症の人が腹、腰、足などに疼痛を訴える病気で、同時に泌尿生殖器方面の障害を伴うものが多く、慢性に経過してたおりにくいものです。この病気には、乾燥した葉、茎、花とも10gを一日量として、煎じて飲むと、尿の出をよくして、同時に浮腫にもきく。浮腫には、とくに花がよいといわれている。

鳥類の外傷
生の葉、茎の汁をつけると、奇妙によくなる。また、せんじた汁をつけてもきく。

オトギリソウの名の由来
昔、花山院に晴頼という、その技、神に入るといわれるほどの鷹を飼う名人があり、鷹が傷を受けると、草をもんで汁をつけてすぐ治していた。人がその草の名をたずねても、秘密にして口外しなかった。ところが、弟がこの秘密を他人にもらしたので、晴頼は大いに怒って弟を切った。それでこの草を弟切草と呼ぶようになった。
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