49オウレン 黄連(キソポウゲ科)
別名:キクバオウレン
薬用部位:根、茎
薬効:出血、興奮、不眠、のぼせ、食欲不振、胃炎、外耳炎、中耳炎、帯下、結膜炎、口内炎、痔。
使用法
出血
止血の効があって、吐血、鼻血、喀血、痔出血、子宮出血、および外傷による出血に用いる。刻んだもの3~5gを布に包み、沸騰した熱湯に三分間ほどつけ、その汁が冷めてから飲む。
興奮、不眠、のぼせ
前述の方法で用いる。クチナシの実3~5gを加えると、一層効果がある。
食欲不振、胃炎
3gをせんじて飲む。一種の苦味健胃剤となる。
外耳炎、中耳炎
粉末にして、吹きつける。
帯下
粉末を絹布に包み、親指の頭大にし、糸をつけて膣内に挿入し、「一日一回とりかえる。
結膜炎
煎じて汁をとり、冷えてからガーゼを浸して罨法する。また点眼もするとよい。
口内炎
口内のただれたものには、濃く煎じた汁をふくむ。また粉末にしたものをつけてもよい。
痔
痔の痛みに、煎じた汁で罨法し、また内服する。 |
|