29犬サンショウ(犬山椒)
別名:崖椒
薬用部位:実、葉、茎、根
薬効:漆かぶれ、打撲、打ち身、乳腺炎、はれもの、歯痛、痔。
使用法
漆かぶれ
生、あるいは乾燥しだ葉を煎じて、その汁で湿布をするとよくなる。
打撲、乳腺炎、腫れ物
実を粉末とし、これに小麦粉を加えて酢でねっ て患部に貼る。また、葉と軽石と等量を粉末にし、水で煉ってつけても効く。
歯痛
むし歯の痛みには、実または根を煎じて、その汁を口にふくんでいると楽になる。
痔
乾燥した根を、刻んで煎じて、その汁でたびたび温罨法する。
イヌタデ 犬蓼(タデ科)
別名:アカノマン
薬用部位:全草
薬効:回虫駆除、血の道症、胃炎、マムシの咬み傷。
使用法
蛔虫駆除
生の葉をすってその汁を飲むと、蛔虫を下す効があるといわれている。とくに、葉に八字様の点のあるものがよいということだから、オオイヌタデがよいだろう。全草をせんじて飲んでも、効くという人もある。
血の道症
葉、茎を陰干しにして、黒焼きにして飲む。
胃炎
全草を、煎じて飲んでもよく、黒焼きとして飲んでもよく、健胃に効がある。
マムシの咬み傷
オオイヌタデの葉をしぼって汁をつけると、毒消しの効果があるといわれている。 |
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