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漢方と民間薬百科:大塚敬節著書(主婦の友社)
あ行
25ー3イチジク

別名:無花果、イチジュク

薬用部位:葉、実、枝の汁、花、根

薬効:痔、消化不良、十二指腸虫症、いぼ、水虫(汗汗疱状白癬)、酒の悪酔い、魚の中毒、吐血、下血、血をきれいにする。

使用法
痔核
 (いぼ痔)、痔瘻(あな痔)ともに、実を一日に三、四個ずつ食べるとよい。また、未熟な実から出る白い汁、葉から出る白い汁をとって、患部につけてもよく、これをつけると、しみたり、かゆくなったりするが、かまわずつづける。この方法でよくなった人がある。また、根か枝を刻んで煎じた汁であたためてもよく、その他、イチジクの葉二枚にハスの葉一枚を加え、1000mlの水で煎じて、これで一日三回ほど患部を洗うもよく、腰湯をしても効果がある。この場合、ハスの葉がなけれればイチジクの葉だけでもよい。

消化不良
 胃腸が弱くて、下痢をしたり便秘をしたりする症状には、実を一日三、四個ずつ食べるか、みそ汁で煮て食べるとよい。また、葉を陰干しにして茶のかわりに煎じて飲んでも、胃腸を丈夫にする。

十二指腸虫症
 根を薄く輪切りにして干したもの30gを、一日量として、せんじて飲む。これだけで十二指腸虫症がなおった人がある。

疣、水虫
 未熟な実、あるいは葉からでる白い汁を、すりこむ。これで水虫も治ることがある。

酒の悪
 酔い酒に酔ったとき、実を食べると、早く酔いがさめる。

魚の中毒
 葉から出る白い汁を飲むか、陰干しにした葉を粉末にして、小さじに一杯ほど飲む。

吐血下血血をきれいにする
 実を毎日三、四個ずつ食べると、吐血や下血によい。また、実は血をきれいにして、きたない血を下す効がある。イチジクの実の貯蔵法イチジクの実をいつでも食べられるようにするには、砂糖で煮つめて、瓶、または壷に入れて貯蔵するか、よく乾燥したものを、あぶって粉末として貯蔵し、必要に応じて湯か水でといて飲む。


門周囲炎がイチジクの葉で全治
 これは、痔瘻になる一歩手前の肛門周囲炎をたおした体験。

 四月のある日、主人は会社から自動車に乗せられ、蒼白な顔をして帰って来ました。すぐ病院で診察を受けますと、痔瘻だとのこと。その日から一週間は熱も四十度近くつづき、肛門の横二、三寸くらいが堅く暗紫色にはれあがり、身動きもできず、とりわけ排便のときは私も泣きたいほどでした。

 ある人が、痔瘻にはイチジクの葉の腰湯が一番良いとからと、籠にいっぱいの葉を持ってきてくださいました。さっそく、それを大鍋で煎じて、黒くなるまで煮て大だらいに入れ、さし湯をして、下に大タオルを敷き、早朝から日に五回ほど、主人を助けて入れました。この腰湯を使わせるときは、からだとたらいを覆うくらいの湯上りタオルで周囲を包み、全身からき流れふまで入れます。風呂にもイチジクの葉を入れてたき、二、三回は入らせました。

 こうして一、二日はさほど変わったこともありませんでしたが、三日目から熱が下がり出し、五日目には、うそのように腫れもひき、痛みも少なくなったので、予定していた手術もしないことにしました。一週間目には、別人のように元気になって、もとどおりのからだになりました。
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