23イ(藺)イグサ科
別名:灯心草
イグサ、アラテ、アラデ(秋田)ドジョウサシ(静岡)ビッキノハナオトシ(青森岩手)
薬用部位:茎
薬効
浮腫、膀胱炎、尿道炎、不眠症、打撲、打ち身、切り傷、扁桃炎
使用法
浮腫
茎の乾燥したもの10gを一日分として、せんじて飲むと、尿の出をよくし、浮腫にきく。
膀胱炎、尿道炎
茎の乾燥したもの10gに鶏卵一個を加えて、600㏄の水に入れ、半分に煮つめてその汁を飲むとよい。もし炎症がひどく、排尿痛が強いときは、乾燥したイと、ほぼ同量の干し柿をまぜ、前述のようにせんじて飲むとよい。
不眠症
鎮静の効があるので、お茶がわりにせんじて飲むとよい。
打撲、切り傷
打撲で痛むもの、切り傷で出血するものに、生の茎をかみ砕いてつけるとよい。
扁桃炎
喉の腫れて痛む場合、茎を5㎝ほどに切って、これに焼き塩を少し加えて黒焼きとし、管のようなもので、のどに吹きこむ。急性のものによく、こじれた場合には効かない。 |
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