22イカリソウ 錨草(メギ科)
別名:三枝九葉草サンシクヨウソウ
一般に淫羊藿をイカリソウに当てているが、牧野富太郎先生によれば、淫羊藿は別種のものだということである。カグラバラ(茨城)ヨメトリグサ(静岡)
薬用部位:全草
薬効:歯痛、陰痿、中風、健忘症
使用法
歯痛
老人や、体の弱い人で、歯が浮き、歯の根が緩んで痛む者には、夏の土用の頃にとって日光に当てて乾かした全草を煎じ、口に含んでると良い。
陰痿
全草をとりれ蒸騰作用の酒に一ヶ月漬けておき、布で越したあと氷砂糖を入れ、少しずつ飲むと老人の陰痿に効くと云われるが、効果はイマイチと言う説もある。
中風、健忘症
全草の乾燥したものを10g~15gを煎じて飲む。酒に漬けてもよい。
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