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漢方と民間薬百科:大塚敬節著書(主婦の友社)
あ行
13アサガオ、(朝顔)ヒルガオ科

別名:牽牛花

薬用部位:葉、種子、全草

薬効:毒虫刺され、マムシの咬み傷、便秘、しもやけ、凍傷、痛風

使用法
毒虫刺され、マムシの咬み傷
毒虫に刺されたときは、生の葉をよくもんでつける。ハチに刺されたときなどにもよくきく。そのままでなく、塩でもでもんでちけると、能く効く。また葉をゴマ油にひたしておいたものは、マムシにいかまれたと時につけると、即効があるという。

便秘
種子を日光に当ててよく乾燥し、粉末にする。これを一回に0.3g~1g水で服用する。ただし、激しい作用があるので、からだの弱い人には用いず、じょうぶな人だけに限る。

しもやけ
葉のついたままを根元から切りとり、日光に当ててよく干しあげて、しまっておく。しもやけには、これをせんじて、熱いうちに罨法をする。このせんじ汁は捨てず、朝夕五分間くらいずつ温罨法をすると、たいそう効果がある。

痛風
痛風、リウマチ、神経痛などで手足の痛むとき、種子がきくことがあるが、適応症が限られているから、むやみに用いないほうがよい。からだのじょうぶな人が、発病初期に用いるのはよいが、慢性になったものや、からだの弱い人に用いるのはよくない。用法は、黒牽牛子(黒い種子)を三等分し、生のままのものと、黄色になるくらいにいったものと、少しこげるくらいにいったものと三種類を作り、それぞれ粉末にしてよくまぜ、一回に1~2gを重湯で飲む。下痢をすることもある。

★アサガオの種子を用いた経験
太平洋戦争で、シナから輸入の漢方薬が払底してしまったときのことである。下剤としては雲南地方産の唐大黄がよくきくのだが、これもなくなり、かわりにアサガオを用いた。


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