9アキグミ(グミ科)
別名
▼アサドリ、アサドリグイビ(岡山)カワラグミ(秋田日光新潟岐阜)グン、コメグン(鹿児島)シモグミ(東京埼玉)シャグミ(山口)ヘソツキ(岡山)
薬用部位:枝木皮葉
薬効:心臓病、胃痛、ぜんそく、十二指腸、虫駆除
使用法
心臓病:乾燥した枝20gを一日分として、刻んでせんじて飲む。長塩容伸氏の経験によれば、心臓の病気いっさいによくきくということである。
胃痛:木皮とハブソウの実それぞれ8gを一日量として、せんじて飲むとよい。
ぜんそく:干した葉15gを粉末として、一日四、五回に分けて飲む。
十二指腸虫駆除:木皮8gを一日分とし、せんじて飲む。
★アキグミの葉を茶のかわりに
私の郷里、高知県香美郡のお百姓さんたちは、原っぱや川岸などからグミの葉をとって来て、ほうじてお茶がわりに飲む。少し渋みがあるが、これに番茶やカワラケツメイのほうじたものを加えると、けっこう飲める。
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