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漢方と民間薬百科:大塚敬節著書(主婦の友社)
あ行
5アカザ(アカザ科)

別名:藜、アマノジャク(茨城)
部位:葉、実、全草、
薬効:歯痛、歯槽膿漏、口内炎、のどのはれ、乳幼児の湿疹(胎毒)、高血圧症、脳出血、毒虫刺され、切り傷、いぼ、あざ、ぜんそく

使用法
1:歯痛生の葉のしぼり汁を脱脂綿にたっぷりふくませ、かんでいると、痛みが楽になる。七、八月ごろに全草をとって陰干しにし、これを濃くせんじて、口にふくんでいてもよい。

2:歯槽膿漏
乾燥した葉と、こぶを、ともに黒焼きにし、等量にしてよくまぜ、歯ぐきにぬるか、歯みがきの代用として使うとよい。

3:口内炎、のどのはれ
口やのどがはれて痛むものには、全草を黒焼きとして、患部につける。また、この黒焼きを、絹布かガーゼに包んで口内にふくんでいてもよい。

4・乳幼児の湿疹
俗に胎毒という乳幼児の頭部や顔の湿疹に、花も実もいっしょに黒焼きとし、ゴマ油でねって、少し厚めにぬる。よくなれば、自然にかさぶたがとれるから、かさぶたの上からぬってかまわない。

5:高血圧症。脳出血
予防および治療に、全草を陰干しにしたもの約20gを一日分とし、せんじて飲む。

6:毒虫刺されハチや毒虫に刺されたときには、生の葉をもんで汁をつけるとよい。

7:切り傷
よく洗った生の葉のしぼり、汁をつける。

8:いぼ、あざ
「広益秘事大全」という昔の百科事典に相当する本に、あざ抜き薬として、アカザを用いた薬が紹介介されている。それによると、盛夏のころにアカザ.をとって黒焼きとし、石灰上砥の粉の三種を等量にまぜ合わせ、これを容器仁入れてひたひたに水を注ぎ、その中へもち米五、六粒を入れ、夏ならば日.光を当て、冬ならばかまどのそばにおいておけば、米のまわりに粘液ができてくる。一方、竹べちであざをこそげて血を出し、その上にこの粘液をとってぬり、和紙をはっておくと、奇妙に落ちるのである。いぼも、この方法でとれる。

9:喘促
畏友の長塩君の話によると、全草をせんじて飲んで、ひどいぜんそぐをなおした人があるということである。その方法は、全草を干し、根もいっしに刻んだもの20gを、600㎜㏄の水に入れて、半分になるほどに煎じ、滓をこして三回に分けて服用する。

野菜がわり、青汁の材料として
私の家の隣のあき地には、アカザがたくさんはえるので、ゆでて食べたり青汁の材料にしたりして、重宝している。


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