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ちぃなこん2007
 ちいなこんというのは、名古屋で行われているDAINA☆CONの「小さい版」。そもそもDAINA☆CONが(呑み会である『PX』を中心とした)100人前後の地方コンベンションなわけで、その「小さい版」ということは……
 呑み会だけだと言って誰かを連れて行ってもあとでそれほど文句を言われることがない合宿型のイベントだと思ってもらえれば間違いないかと。

 で、私はいつもの通りそのPXと同じ広間の一画で店を広げて本を売る振りをしながら雑談を楽しんでいたわけです。
 その雑談の中身はほとんど覚えていないか、あるいはここには書けない内容だったりするわけで。
 同じ広間の反対側でなんか企画をやってた気もするんですが、全然聞こえてこなかった(ことにしておく)わけで。
 ついでに言うと、デジカメ持って行ってたけど一枚も撮影しなかったわけで。
 そんなことで詳しいレポートはありません。申し訳ありません。
今後もDAINA☆CONのない年に開催されるであろう『ちぃなこん』。あんまり公に書けない話がいっぱい飛び出す面白いイベントだと思っていただければ。

第6回ライトノベル・フェスティバル

毎年着実に成長を続けるライトノベル・フェスティバル。2007年はまたも会場が変わって、東京都立産業貿易センター浜松町館で開催されました。
会場に着いてみると、すぐ上でトイガンのイベントが開催されている模様。二十年前なら喜び勇んでそっちに行ってたのですが、あの世界はすっぱり足を洗ったのでまっすぐ四階のLNF会場に。
駅から会場の間に喫茶店でもあればモーニングでも食べて時間をつぶそう……という時間にホテルを出ていたのですが、適当な店がなくえらい早くに着いてしまって、会場はまだ準備中。そんなわけでテーブルや椅子を並べるのを手伝って、宅配便で送ってあったディーラーズルームの荷物が到着してすぐに店を広げました。
それにしても会場が広すぎ。上画像の企画ステージがメインのイベント会場で、この他にディーラーズルーム、出版社直販スペース、ライトノベル座り読みコーナー、お茶会用スペースなどが広い一つのホールに点々と配置されている感じ。
イベントは今年も盛会で、昨年より参加者も増え、企画も充実していました。
上画像の一番奥に見えるシスター姿の女性は、このイベントのスタッフです。ライトノベル・フェスティバルでは、毎回スタッフさんたちがテーマに沿ったコスプレで参加者の目を楽しませてくれているのです。 筆者がず〜っと座っていたディーラーズルームはこんな感じ。ライトノベル関連の同人誌を売っていたり、SF系イベントの参加申し込みができたりするスペースです。
本を売ってはいますが、別に商売が目的ではなく雑談だけでも歓迎ですので、是非声をかけてくださいね。

雲魂拾八
 今年も雲魂です。
 昨年開催日を勘違いしていて行けなかった『出雲そば喰いツアー』もちゃんと行きました。今年は松江駅近くの一色庵そば岡本に。
 大阪からPunto号で一緒に行ったK山さんと一緒に一色庵でそば湯を楽しんでいると、しばらくして案内役のM本2号氏と大阪から高速バスでやって来たI田氏がやって来る。このお店、そばも美味しいんだけど、なんといってもそば湯がいいんだよなぁ。割子蕎麦1人前(三枚)を食す。
 そこから少し歩いてそば岡本へ。そこではさらに名古屋から来たPX店長さんたちと合流。ここでも割子三枚。
 丁度いい具合に腹もふくれたので、まだイベント開始までは時間があるけれど、会場の四季荘へ向かうことにした。
 昨年からこのイベントで使用することになった四季荘(画像は昨年のものを流用。今年は写真撮り忘れたのでした)は、立派な露天風呂まで備えた温泉がウリ。たどりついてみると、イベントの受付は開いたばかりだけれど、部屋の準備はできているので開始まで仮眠させてもらえるとのこと。前夜ゴタゴタしていて三時間ほど仮眠しただけだった私は、いそいそと温泉に向かう同行者達を尻目に、オープニングを兼ねた夕食まで仮眠しました。
 オープニングはいつも通り豪華な料理を前にしての宴会。今年は初参加の人が思った以上に多く、全参加者の自己紹介がありました。
 ディーラーズルームの開店準備をすませてこの日最初の企画は日本刀のことについて聞いてみよう。なんかもう雲魂では恒例のようになっていますが、この企画を来年横浜で行われるワールドコンNippon2007でも行いたいということで、その企画内容に関するシミュレーションや検討も行われました。刀匠の小林貞永さんも横浜まで出張ってこられるとのことなので、雲魂未経験の関東在住の方々はぜひこの機会に日本刀のすごさを見に来て下さい。

その後はディーラーズルームでうだうだし、翌朝のクロージングに向けて二時間ほど仮眠しました。なにせ今年はクロージングが終わったらすぐに大阪まですっ飛んで帰らなきゃいけなかったのです。大学の先輩でもある堺三保さんがアメリカに留学する、その壮行会が大阪で開かれる予定だったので。
そんなわけで今年の雲魂レポートは簡単になってしまいましたが、このくらいで


DAINA☆CON19
DAINA☆CONといえば、毎年開催されるわけではないものの、地方コンの中では企画がたくさんあってPXの飲み物が充実していて深夜までダベることができるイベントということで、参加して来ました。といっても、私がいるのはいつものディーラーズルームですけれど。
企画は菊池誠さんと一緒にSFコンベンション「完全なる真空」伝説の『いたこん』思い出話というのに出演し、'80年に青森県恐山研修センターで行われ、レム、ティプトリーJr、ディック等が参加したにも関わらずこれまでほとんど語られることのなかった幻の地方コンベンションについて思い出話を語ってきました。十数枚の貴重な写真と貴重なビデオが発掘され、参加者が四人も現れて、企画は大変盛り上がりました。 (註:企画のタイトルを見ればわかるひとにはわかるのですがこんなイベントは実在しません。『実在しないイベントに参加したことにして当時の写真などを見ながらテキトーに思い出話をデッチ上げる』という企画なのです。ホントは書かない方がいいんだけど、不特定多数の方向けのページなので一応書いておきます)
あとDAINA☆CONで楽しみなのはオークション
スタッフが自宅に集めている貴重な本やグッズがつぎつぎとオークションにかけられていきます。私はジュブナイルSFから二冊を落札しました。思った以上に高騰してしまいましたが……
あとはPXで小川一水さん陰山琢磨さん中里融司さんらと雑談をしたり、うだうだと過ごしながら明け方まで過ごし、ディーラーズルームの後ろに布団を敷いて少しだけうとうととしたのでした。

なんかちょっと薄味のレポートですが、雑談メインの楽しみ方をしていたので書けないことが多いのと、イベント直前に開場入りしてクロージング終了直後に帰路についてしまったので、なかなかオマケ的な文章も書けなくてねぇ……。
SF系イベントらしい地方コンとしてはオススメのイベントなので次回開催時も是非参加したいものです。

第45回日本SF大会
みちのくSF祭 ずんこん
宮城県松島のホテル壮観で行われた第45回日本SF大会ずんこんに参加してきました。
遠隔地ということと、自分から持ち込んだ企画があるということで、前泊・後泊付き3泊4日という過去に類を見ない豪勢な大会参加となりました。

『自分で持ち込んだ企画』というのは、実はラジコンの企画。
ホテルのプールが使えるというので、近頃気になっているR/C潜水艦の企画をやりたくなって、ただ本格R/C潜水艦を集めて走航会をやるだけじゃ面白くないと言うわけで、近年続々と発売されているトイラジ潜水艦の体験走航会も一緒にやろうというもの。
大会1日目のオープニング直後から行われたこの企画については『みてくれラジコン』のEVENTのコーナーに詳しいレポートを書きますので、そちらをご参照下さい。

その後「SFファイブリーグ」という企画に出演。TV番組を元ネタにしたクイズだそうで、地上波はほとんど観ない私にはなんのことやら? だから一度は断ったのだけれど、当日「やっぱり人数が足りないので」と頼まれては嫌とは言えないので引き受けることになりました。
回答が必ず五文字になるクイズに、2チーム各五人の解答者が1文字ずつ答えて、5人ともが揃わないと正解にならないというクイズ形式で、企画者は「正解がバンバン出てハイレベルな争い」を期待していたようですが、興味の対象がバラバラな5人並べたってそれは無理というもの。そんな中、解答者個別の最低正解率を誇ったのでした。
この企画ではSF大会には初参加という岡部いさくさんと初対面できたのは嬉しかった。

続く時間枠の「海底牧場707番地」は、『日本沈没 第二部』と『日本列島は沈没するか?』という新刊本2冊と、開田裕治さんご夫妻がエキストラ出演されたという新作映画『日本沈没』の話題が中心のパネルディスカッションで、私は視界を担当。
開田裕治さんは同人誌の委託販売もやらせてもらい、イラストを描いた時の話とかを伺えて大変面白かった。

企画三本を終えてやっとディーラーズルームで落ち着く。どうせ後泊もするのだから、とこの日は眠らないことに決定。実はこれがあとで大変なことになるのだけれど、そんなことはこの時は知る由もなし。
時刊新聞さんに小説を頼まれ、構想1時間執筆1時間半で2回連載の短編を書く。渡した後に「あそこはああ書けばよかった。ああ、あれを入れ忘れた」というのがいくつか出てきたけれど、まあ、いまさら仕方ないわね。

さて、翌朝。
親しい大会スタッフさんから「小松左京先生を公民館まで送るための送迎車の運転手がいない。自分がやっても良いけど、疲れすぎていて自信がない」と、運転手を頼まれた。
小松先生は、映画『日本沈没』公開記念の一般公開企画として樋口監督とのパネルディスカッションをするために来られていたのだ。
(私だって一睡もしてないんだからそんな重大な運転手を振らないでくれよ)
と思いながら、目の前のスタッフさんの顔をみると、ひどい目の隈ができていて、私の方が数倍マシだと思われたので引き受ける。
重大任務の時間までには少し余裕があったので風呂に入って気を引き締めた。
「車はゆったり乗っていただけるようにフラットシートのを用意してあります」と案内された駐車場には、ホンダS-MXが……
運転席に座ってキーをひねる。ギアをローに入れようとした左手が空を切る。コラムシフトかよ……
コラムシフトは学生時代バイト先の1.5tトラックで経験があったのだけれど、コラムのオートマははじめて。コンソールのギアインジケータを頼りにギアを入れる。そして再び左手が空を切った。
サイドブレーキはどこだ? ダッシュボードの下の引っぱり式? ……ない。
まさか、足踏み式? ……ない。
運転席周りを見回すと、ドアとシートとの隙間、つまり右手で操作する位置にそれはあった。
なんつーかもう、これだけですでにどっと疲れたのだけれど、もちろん小松先生を乗せてからが本番。
目的地の公民館は、ホテルから道を挟んですぐ向かい。その間、200メートルそこそこなんだけれど、こんなに疲れる運転ははじめてでした。生まれてはじめて実車のハンドルを握った時も、これほどは緊張しなかったかも。
公民館側の車寄せに入るスロープが後付けで工事されたものらしく気を使わされたし。
お戻りまでは2時間近くあるというので、ディーラーズルームと企画用の荷物を宅急便で発送し、お戻りの運転に備えて45分ほど仮眠しました。

小松先生を乗せて再びホテルまで短い運転をした後、ほとんどの参加者やゲストのお帰りを見送ると、そろそろ「どんぶらこん」の時間だ。
今年は船の貸し切りなどはせず、みんなで松島湾の周遊船に乗りましょう、という企画。ホテルのマイクロバスで船着き場まで送ってもらえるとのこと。
朝からパラつく雨と寒さ、それに霧で景色は今ひとつでしたが、周遊船が出航すると乗客のツマミのおこぼれをもらいに近寄ってくるウミネコたちの姿と、奥松島の奇岩を楽しみました。帰り道はほとんど全員が寝落ちしてましたが(笑)

翌日はオプショナルツアーでJAXA角田宇宙センターの見学に行き、そして仙台空港でレンタカーを返却して帰路につきました。
こんなに忙しいSF大会は久しぶりだった。スタッフの皆様、同室の皆様、企画参加者の皆様、ディーラーズルームに来てくださった皆様のおかげで倒れることもなく、楽しく無事に旅程を終えることができました。ありがとうございました。
来年は横浜・ワールドコン。参加費はもう払い込んであるけれど、何日参加するか、どんな風に参加するかはまだ白紙である。
もう少しじっくりとディーラーズルームに座っていたいなぁ。



第5回ライトノベル・フェスティバル
年々スタッフも参加者も増えてきて、ついに日本青年館から大田区民センターに場所を変えて開催されたライトノベル・フェスティバル。(右画像が会場外観。撮影は堺三保さん)
一昨年後半から関連解説書が相次いで出版、昨年後半からは新規参入レーベルも続々と創刊されているライトノベル業界。数年前から行われているこのイベントがそのきっかけの一つになったんじゃないかと個人的には考えています。

昨年に引き続き、オープニングのあとの企画中里融司さんとクイズ だいたい100人に聞きましたに出演。
今回のテーマが『メガネ』ということで、「メガネ」使用キャラクターやそのキャラが登場する作品などについてのアンケート結果を当てるというクイズでしたが、企画中にも言ったように私はライトノベルはほとんど読んでいないので、そこに登場するメガネキャラクターの名前なんぞ知りません。そんな話を事前にスタッフに伝えてあったせいなのかどうか、昨年とはうって変わった形式になっていてびっくり。まあそれ以前に司会者さんが元気すぎてびっくり。
結局企画は作家・イラストレーターに聞いたアンケートの珍回答を楽しむ場みたいになってしまいました。やっぱ予習はしておかなきゃいかんよなぁ、と反省しきり。

その次の企画は三村美衣さんのライトノベル天気予報。冒頭に書いたように続々と創刊される新レーベル、各社から来場している編集者さんを壇上に呼んで、それぞれのレーベルの展望などが語られました。
キャラクター一辺倒の感があったライトノベル業界も(差別化を図るための一つの方策としてだろうけれど)ストーリーテリングの方向に向かいつつあるようで、筆者としては嬉しい限り。
左画像はその企画中の風景。前の方の席に空席が見えますが、会場後方の壁際には立ち見が出るほどの盛況だったのですよ。

最後の企画は高殿円さんがハジケたメガネが世界をまわしてる桜坂洋さんの(ちょっと歪んだ)分析もよかったけれど、高殿さんの「メガネ愛」パワーには圧倒されっぱなしだったようで。いや、これ、面白いパネルでした。

企画の合間には、ロビーでライトノベルを読むコーナーがあったり、スタッフお手製のライトノベルカルタを楽しんだりもできるのです。そんな中、筆者はディーラーズルームでソフトバンククリエイティブGA文庫から5月15日発売の新刊シャーロットはガラスの靴の夢を見るかのカバー色校正を展示・宣伝をしたり、あとはまあ、いつも通り本を売りつつ雑談。
コスプレイヤーさんのなかから印象に残った人を選んでくださいと言われ、作品名もキャラクター名もわからないけれど、ちょっと変わったセーラー服に黄色いリポンが印象的だった人を選びましたのさ。キャラクターの名前わからなくてごめんなさい。

参加者さんはもちろん、出版各社から見に来ている編集さんも昨年より増え、確実に成長しつつあるイベントだなぁというのを再確認した第5回でした。来年のテーマは兄弟姉妹とのこと。考えてみたけど、やっぱり該当作があまりないなぁ……



2006大和ミュージアムツアー
昨年まで『ムーコン』として開催されていたイベントが、今年は『大和ミュージアムツアー』になりました。
呉市にできた大和ミュージアムを見学、夜は宴会、翌日朝に呉では毎週行われている自衛艦の一般公開に行き、さらに尾道まで移動して映画『男たちの大和-YAMATO-』の撮影に使用された1/1大和のセットを見よう、というツアーです。
参加者はSF者のなかでもSF大会や地方コンベンションの常連ばかり。気楽なのがこのイベントのいいところ。
いろんなSF大会でスタッフをしている不気味社のI田氏とともに呉に向かった筆者、高速道路の深夜割引を使うためとはいえ、午前8時に到着するとは早すぎた。なんせ集合は大和ミュージアムに午後2時なのだ。
ホテルの喫茶店で時間を潰し、大和ミュージアムの駐車場が開いた頃を見計らって移動。寝不足ぎみのI田氏がプントの中で寝たいと言うので、筆者は積んでいった自転車MilanoCDを取り出して呉の街を散策にでました。画像はJR呉駅を駅裏道の道路から。
この街は駅中心ではなく港中心の街のようで、駅前商店街というものはごく最小限。メインの商店街は港から続く道の方にありました。そんな街を1時間ばかり走り回り、駐車場に帰ってみると目覚めていたI田氏はだいぶすっきりした表情に。さて、昼食に出かけよう、ということになりました。
さて、集合も終わりさっそくミュージアムの中に入ると、いきなり本命の1/10戦艦大和の模型が目に飛び込んできます。
画像は3階から見下ろした眺めになりますが、人の大きさと比べればそのデカさがわかるでしょう。なにせデカすぎて3階からですらデジカメに収まらない。
ただデカいだけじゃなく、細部までびっちりと作り込まれていて、その張り線と木製甲板の美しさ、後部甲板下の内火艇収納庫周辺のディテール、スクリューの造型、見るべき所は山ほどあります。
画像右側の窓から見えるデッキは、実物大の大和の前甲板(二番主砲から前)を再現してあり、それと見比べると大和全体の巨大さが想像できるようにもなっています。すげぇ。
ミュージアムには他に零式艦上戦闘機63型と人間魚雷『回天』(どちらも以前は嵐山戦争美術館に展示されていたモノ)などが展示されており、なかなかに見所の多いミュージアムでした。
見所は多いのですが、早朝に大阪を出た筆者、午後3時を過ぎるとさすがに眠くなってきて、先に宿に向かうことにしました。
宿は画像の音戸ロッジ。平清盛が切り開いたとされる狭水道『音戸ノ瀬戸』のすぐ脇の丘の上にある国民宿舎です。
この宿で夕食と、深夜まで馬鹿話に興じていましたとさ。
翌朝。呉市街地に戻る途中にある海上自衛隊の駐屯地で、自衛艦の一般公開をやっているので立ち寄りました。駐車スペースに充てられている桟橋の一角の目の前に、退役した潜水艦『おやしお』が、苔とフジツボをびっしり張り付かせたまま泊められています。入り口に『鉄の鯨とツーショット』と書かれていたのはこのことか、と納得しました。『おやしお』は来年大和ミュージアムの近くにできる『海自資料館』に展示されるということで、これからお化粧直しするのでしょう。
見学に集まったのは170人あまり。筆者と同じイベントで行ったのは20人弱でしたので、その他に150人も来ていたのです。結構人気のイベントなのかな。ここでは毎休日どれかの自衛艦が一般公開されているそうで、うらやましい限り。
画像はちょうど掃海訓練から戻ってきた掃海母艦2隻。実際に内部を見学したのは訓練支援艦『くろべ』なのでぜんぜん別の船です。
さて、呉の基地で一旦解散の後、オプショナルツアーで尾道まで一般道を走りました。
お目当ては映画『男たちの大和』のためにつくられた、1/1大和のセット。
もちろんセットなので鉄骨ベニヤ造りのハリボテですが、元日立造船所のドックに実物大の大和の前甲板と艦橋基部が作られています。
まー、デカいわ。
というわけで、軍艦づくしの大変楽しい二日間でした。仕事の資料にもなりそう? だし。
来年は大和セットがなくなって海自資料館が加わるのかな? どうなんでしょう。

雲魂拾七
なんというか、不覚の極み。
blogにも書いたけれど、開催日を一週間間違えていたのだ。てっきり開催は翌週だと思いこんでいて、この日はぐーすか眠っていた。
11時過ぎにM本2号氏から携帯に電話がかかってきて、
『到着はお昼過ぎになりますか?』
「へ? 今日? 今日!?」←この辺、まだ半分寝ている。
『今日ですよ……』
「ごめん、来週やと思ってた」←やっと目が覚めてきた
『……えっと……どうしましょう……』
「今から行くわ。夕方には着けるし」←すでに起きあがって服を脱ぎはじめている。
というわけで急いで準備して家を飛び出した。
準備といっても、ディーラーズルーム用の本は(偶然にも)前日に揃えてあったから、着替えの服だけをテキトーなカバンに放り込めばよい。そうして急遽作った荷物をクルマに積んで、途中でガソリン入れて、電話から1時間後には池田ICから中国自動車道に乗っていた。
そんなこんなで、恒例となっているイベント前の蕎麦食いツアーには今年は参加できなかった。残念。
そして、例年雲魂が開催されてきた麗雲荘が突然廃業・取り壊しというわけで、ことしから右画像の四季荘が雲魂の会場となった。
これまでよりもぐっと出雲よりということで、松江市街を抜けるコースを取らずに山陽道を宍道まで走ってすぐ。国道9号線から「道の駅・湯の川温泉」を左に曲がって登っていくわけだが、曲がってすぐ、道の左側の家の前に筆者と同じプントHGT(ただし黄色)が止まっているのを発見。思わずクルマを止めたくなったが、ぐっと我慢して走り続ける。
「もしかして道を間違えたか?」と不安になった頃に、目の前に見えてきたのがこの四季荘だった。
さて、途中急いだこともあって、到着してみると開会まではまだ時間がある。
この四季荘の大浴場は昨年までの麗雲荘と違い、温泉だ。というわけで、とりあえず風呂にはいることにした。なにしろ家で寝ているつもりだったので、無精髭も剃っていないし。
そんなこんなでうだうだしていると見覚えのある顔が徐々に集まってきて、やがてオープニングになるわけです。
会場が変わったので、いつもの丸テーブルではなく、料理はお膳でのサーブになりました。しかしながら量が多いのは変わらず。しかも今年は、笹本祐一さんと飛浩隆さんの星雲賞受賞記念ケーキ(半畳くらいあるんだ、これが)もあって、やっぱり食いきれない。筆者的にはごはんがシジミご飯でなかったのが残念でしたが、十分満足できました。
オープニングで使った大広間を二つに区切って、ディーラーズルームの開店。昨年までの会場では荷物の搬入が大変だったのですが、今年の会場は駐車場からすぐに荷物を運び込めてラクチンラクチン。
企画の2コマ目は『日本刀の部屋』。昨年と同じく、刀鍛冶の小林貞永さんに日本刀の作り方を聞こうという部屋でしたが、中里融司さんと雑談風のかなりざっくばらんな雰囲気になりました。まあ、昨年と同じ話をしてもつまらないしねぇ。
3コマ目は笹本祐一さんと『スペースシャトルを騙る部屋』じゃなくて『きょうのうちゅうかいはつ』だっけ。
アメリカまでスペースシャトルの打ちあげ取材に行った時の映像を見ながら、今日の宇宙開発の現場の状況を聞くという部屋で、まあなんというか、宇宙開発も夢のない世界になってきましたな、という企画。筆者は事前に大阪で行われたロケットまつりin大阪で同じ画像を見ていたので予習もバッチリ。きれいな「聞き役」ができたのではないかと思っております。
その後ちょっとだけディーラーズルームに戻ったのですが、六畳間で剛速球が飛び交っているという噂を聞きつけてある企画を見に行き、その部屋でそのまま意識を失いました。

明けて11月6日は、あいにくの雨模様。クロージングといつもの笹本さんによるオーディション……いや、オークションが(筆者は寝てたけど)終わると、オプショナルツアー。
今年はイベント前に蕎麦食いそこねているので、こっちに期待です。案内のM本二号氏によると、島根県で一番高い蕎麦屋だそうで、高いと言っても要するに標高が高い、広島県との県境の山の上ってことですな。
玄庵というその店の蕎麦は、いくらなんでもこれはつなぎ入ってるだろうというしっかりした麺でびっくり。後から出てきたそば湯がものすごく濃かったので、打ち粉が多くてつなぎ代わりになっているのかもしれませんが。
ていうかおいおい、I田くんよ、そんなところで寝ちゃいけないよ。

その後昨年と同じく奥出雲たたらと刀剣館で抜刀会を見学&体験。今年は雨ということで、正面入り口前の屋根のあるスペースで開催されておりました。
左画像は2008年の日本SF大会開催優先権を獲得した関西の第47回日本SF大会実行委員会準備会S上氏。
大会の無事な開催を念じての一刀両断でした。



第44回日本SF大会 HAMACON2
ドンブラコン
みなとみらいのパシフィコ横浜では三回目になるSF大会。今年も行ってきました。
コトは一般受付開始前、ディーラーズルーム搬入のための早期受付を済ませて開店準備中にはじまったのです。
とつぜん実行委員長がやってきて、
「都築さん、すみません。明日のいくつになってもスペースオペラは最高の司会役お願いできますか?」
ちなみにこの企画、筆者のところに出演依頼が来たのは10日ほど前である。なんでも予定していたアニメ監督の佐藤竜雄さんが来られなくなったので、企画内容を小説方向にシフトさせたいということだった。
まあパネル対談だし、メインは水野良さんと森岡浩之さんだからというので気楽に引き受けたのだが、当日になってこんなコトになるとは……
ちなみに『資料に』といって渡されたプリントアウト(笹本祐一さんが中心になってネタを繰っていたWikiのログ)には数人の作家の名前があったけれども、誰も当日の企画に出てきてねぇ!
つまり司会役を含めて誰一人当初の企画意図を知らないまま、パネル対談をやれと言うわけだ。グダグダになるのは目に見えていたわけだが、まあそれは後の話。

ここ数年の傾向として、ディーラーズルームは緩急の差が激しい。
企画枠の間の中休みにお客さんが集中するからだ。以前は企画時間がびっしり詰まっていたのでこんなことはなかったのだけれど、まあディーラーズルームに時間つぶしに来てくれる人が増えたのと、前の企画が伸びても後ろのスケジュールに影響しなくなったのでいいことなのだが。
企画をやっている間はすごく暇なので時刊新聞を読みふけることになる。幸い今年は配達が行き届いていてコンプリートできそう。嬉しがって読んでいると時刊新聞社の社長さんが、今年の春コミケで発行された時刊新聞のコンプリートセットを持ってきてくれた。お礼に翌日の時刊新聞にショートショートを書くことになる。

大会一日目の最後の企画枠で出演したのは声に出して読むSF……要するに朗読。
これまた司会進行役がいないグダグダな雰囲気の中はじまったのだけれど、まず企画の立案者でもある北野勇作さんが、部屋の照明を落とし、読書用のライトを点けてショートショート五篇を読まれる。もともと朗読を意識して書いているというだけあって、独特の空気感をよく表現しておられた。
うって変わって秋山完さんは照明をすべて点けて、音楽付きで唄ありお芝居ありあらすじ紹介ありの熱演。これはこれで面白い。
最後に筆者がレディスクウォッター3 雷雲のライフラインを読んだ。スカパー!時代劇専門チャンネルでよく見る朗読・鬼平犯科帖風を意識してやったつもりだったが、噛むわ読み間違えるわで、下準備の大事さを思い知らされた。

この日はこれで本大会の企画はおしまい。次はパシフィコ横浜を離れて湾内クルーズのドンブラコンである。
星雲賞受賞祝賀パーティを兼ねているので受賞者の皆様のコメントがあったり、ゲスト・オブ・オナーの小松左京先生と水野良さんの挨拶があったりのオフィシャルな雰囲気から、一般客が下りた後の三十分ほどはなぜか大合唱大会になったり、かなり楽しめました。 食事の方も、最初舞台後方に用意されていた料理があまりに少なかったので、一瞬コクラノミコンの惨劇(参加者数に対してバイキングの料理が少なすぎ一口も食えなかった参加者が大量発生)が頭をよぎったのですが、次々と運ばれてくる料理に全員納得満足。さすがドンブラコン。よくわかってらっしゃる。

かねて用意の折り畳み自転車でホテル(会場併設のインターコンチはあまりに高いので、今回は近くのナビオス横浜に宿泊。駐車場はその中間にある一日貸しのとこに……)に戻って、依頼された時刊新聞社用の原稿(構想から執筆までぜんぶまとめて二時間という)を書き、就寝。
思えばこの時翌日の企画の予習をしておけばよかったのだが、受け取ったWikiのログはやはり同時性がないと書いた人の意図まで読みとれる物ではなく、筆者には意味不明の長物。企画直前に出演者揃って打ち合わせをするというのでそれに期待して眠ったのだった。

翌朝は九時過ぎに入場。まずは時刊新聞社に原稿のデータを渡して、いつも通りディーラーズルームで売り子。
ちなみにこの小説は三回連載で、時刊新聞No.26/28/29に掲載されました。ほのぼのした雰囲気の挿絵も付いていて嬉しかったり。
一枠目の企画が終わった後の休憩時間に、打ち合わせのためにグリーンルームへ向かう。グリーンルームってのは企画の打ち合わせ等関係者だけが入れる部屋で、コーヒー・紅茶のフリードリンクもあって快適。
行ってみると、いくつになってもスペースオペラは最高のパネラーはまだ誰も入っていなかったので、しばらく美味しい紅茶を飲んで過ごす。ていうか、結局グリーンルームでの打ち合わせは顔が揃わず断念。時間になったので会場に行ってくれと言われた。
行ってみると、そこは会議室ではなくてホール! しかもなんか壇上にはスクリーンまで設置されてるし!
パネラーは水野さん・森岡さん・秋山さんに筆者を加えた四人。スクリーンは、水野さん原作のスターシップオペレーターズと森岡さん原作の星界の戦旗IIIのプロモビデオの為に用意されているらしい。
内容についてネタ合わせする時間はないので、大まかな進行だけお三方に伝えて企画開始。お客の入りは会場キャパの1/4程度。まあ、野田昌宏基調講演のウラでは仕方ないか。
座敷に座り込んで雑談をするような座談会ならともかく、こんなホールでちゃんとした企画の司会役をやるのは初めてのことである。ところどころ全員が黙り込んで沈黙してしまうところがあったが、なんとか時間を埋められた、というのが正直なところ。企画の出来についてはご容赦いただきたい。なにしろ誰一人、最後まで企画意図を理解していなかったのですから。(笑)

疲れ果ててディーラーズルームに戻り、商売再開。といっても、この部屋は15時には閉鎖されて撤収を始めなきゃならなくなるのでそれほどゆっくりしている時間はなかったんですが。

この日は花火大会があるとかで、十八時以降は交通規制のため駐車場からも出られなくなるということ。それでなくともディーラーズルームを撤収後、十六時前には周辺道路は大渋滞。クロージングを見ずに大急ぎでみなとみらいをあとにしました。



第4回ライトノベルフェスティバル
会場はいつもとおなじ日本青年館ですが、今年は地下1階の中ホールを借りて行われました。
ディーラーズルームにあたる即売コーナーも何もかもが、中ホール。受付とゲストの著書が読める読書コーナーのみがホール前のロビーに設置されています。
しかし今年のLNFはすごく様子が違っていました。
参加者がすごく増えて、しかもそのほとんどがこういうイベントにはあまり来たことのないライトノベルの読者さん。相対的にSF大会でよく見る顔が激減しました。これは、LNFというイベント的には非常にいいことだと思います。(別にSF者は来ちゃいかんという意味じゃないよ)
画像は会場後、まだ参加者さんたちが受付に並んでいる時の模様で、オープニングがはじまるまでの間ライトノベルカルタで時間を潰しているホールの舞台の上から撮影しました。奥に見えるコの字型に並べられたテーブルが即売コーナーで、その手前に並んでいるのは企画を見る時に参加者が座る席。この画像ではまだガラガラですが、オープニングが終わって企画がはじまる頃には予備イスを出さなきゃならないほどの盛況に!

筆者が中里融司さんと出演したのは最初の企画クイズ だいたい100人に聞きましたです。
三十代以上の方にはおなじみのあの形式のクイズで、あらかじめライトノベル読者82人と作家やイラストレーターさんなど12人に様々なアンケートをとってあって、アンケートの設問からその回答を当てる、というものです。
解答者が私と中里さんだけでは寂しいので、会場からお二人、参加者に出てきてもらったのですが、この解答者たち、四人ともまともにクイズに答えようとしないのが笑えました。見え見えで高得点の回答をあえて避け、得点の低い少数意見を狙ってばかり。
私は十分に楽しめましたが、会場でご覧になっていた参加者さん達はどうだったのでしょうか?
このクイズを含めて企画は全部で三つ。間にはそれぞれ一時間程度の休憩時間が挟まるというのんびりした進行(合間には前述のカルタや読書コーナーで時間つぶせます)で、参加者の皆さんもゆったり楽しんでいたようです。

このイベントも五回目にしてやっと本来の方向性に向き始めたなぁ、と思えた今年のライトノベルフェスティバルでした。



ムーコン2

ムーコン2です。
画像のない昨年のレポートでは何のことかわからない方も多数おられたでしょうが、このイベントは美川ムーバレーというちょっと変わったテーマパーク? なしには成立しません。
というわけで、その美川ムーバレーの全景が、右の画像。

全景といっても山の斜面に貼り付くように作られたこれらの建物は、美川ムーバレーの外観にすぎません。その実態は、山の中にあります。
なにしろテーマパークといってもアトラクションはたった二つ。そのうち一つは砂金採り体験(画像左端の白いテントのあたり)ですから、呼び物といえるのは一つしかないのです。ただしそのたった一つの呼び物は廃坑を利用した洞窟宝探しの疑似体験ができるアトラクションですから、日本でもここにしかない面白さです。
アトラクションとして使用されている廃坑は900m足らず。何カ所かのポイントを回ってヒントを集め、簡単なクイズに答える、というゲーム形式で、ちょっと急いで回れば時間にして40〜50分でクリアできるようになっています。
筆者は昨年、昼のアトラクションを体験しなかったので今年は挑戦しました。シナリオはモノリスの謎 第2章。夏にはモノリスの謎シリーズの完結編である第3章にシナリオが変わるそうです。
画像中央ちょい右にある目立つ建物は土産物売り場のムーショップ。世界各地の民芸品が売られています。

ムーバレーから道を挟んで反対側にあるのがレストラン・ムーと宿泊施設の山ほたる。ムーコンではここに泊まって、夜はRPGのようなシミュレーションゲームのようなゲームをやりました。
この山ほたるの宿泊者だけが体験できるナイトツアーをちょっとアレンジしたものが、ムーコンのメインイベントです。
普段はライトアップされているムーバレーの廃坑内の灯りを消し、頼りないLEDライトだけを頼りに内部に置かれたクイズに答え、出てきた4桁の数字を使って出口のナンバー錠を開けて脱出するというもの。クイズがいやらしくて間違う間違う。まあ今年は救済策があったので無事脱出できましたが。

明けて翌日。一旦散会した後、希望者は残ってムーバレーのバーベキューコーナーで昼食。アウトドアクッキングの真似事です。
メニューはダッヂオーブンを使ってのタコ飯とボルシチ。ダッヂオーブンを使うのは初めてでしたが、なかなか便利なモノですね。料理も美味しくできました。

さて、こんな風にアットホームな雰囲気でなかなか楽しめるムーコンですが、残念ながら今年が最後になるそうです。来年からは広島の呉市にできる大和ミュージアムをメインに据え、新たなイベントを開催されるそう。こちらも楽しみですね。モノリスの謎 第3章は気になるけれど。(笑)



SFクリスマス2004
廃業してしまった東京ホテル浦島(今回近くに別の用があって跡地の前を通りましたが、既にビルの解体作業が半分以上終わっていてなんとなく物悲しくなりました)に代わって、東京でのSF系イベント会場として代表的な存在になりつつある日本青年館。右がその外観です。
なかなか立派な会館でしょう。しかも立地は都心に近い神宮外苑。神宮球場のすぐ横です。駅から歩くと遠いのが難点ですが……
外観からは想像できませんが意外に和室が多くて、宿泊部屋も和室と洋室を選べます。

まあそんな話はともかく、暖冬のまま師走も半ばを過ぎてSFクリスマスがやってまいりました。
午後3時の受付開始少し前に会場入りし、受付を済ませてディーラーズルームの設営に入ります。横山えいじさんのイラストなどが出展されるオークションが同室で行われるということで、『どこにでもいる』まねきねこ通信のS上さんなどと一緒にパーティションとかテーブルとか勝手に並べて、とりあえず開店準備。
お隣は『横山えいじファンクラブ』のS柳さん。横山さんの新刊ご町内の回覧板のサイン本があるというので、一冊購入しました。いや、このマンガ面白いです。

夕食はいつもの立食パーティ形式です。今年は久しぶりに参加者が100人を割り込んだということで、いつもよりはのんびりムード。この後は企画出演で忙しくなる小倉伸也さん等と世間話をしながらでも十分おなかいっぱい食べられました。

地方大会というとそれぞれに特色があるのですが、このSFクリスマスの特色といえば、やはりビンゴやじゃんけん大会で配られるおみやげの数々でしょう。
スタッフに業界関係者が多いので、販促グッズや見本品DVDなどが山盛りあります。今年の筆者は『最後までビンゴできなかった人々』の中でじゃんけんに勝ち残り、アンダーワールドのDVDをゲットしました。

夜の企画の方はディーラーズの店番があるのであまり見に行けないのですが、小倉さんの企画の一部だけは拝見しました。NHK・プラテネスのSF設定を担当された小倉さん、その苦労話や画面では一瞬しか映らなかったけれどもちゃんと設定されていることどもについて、なかなか面白い話が聞けました。

夜が明けて二人はプリキュアの放送が終わると、クロージングです。
ここでもやっぱりオークションやじゃんけん大会でのおみやげ配布会。
手渡されたおみやげは、いやでも持って帰らなければならない、というのがルール。
筆者はこちらではDVD発売記念に作られた木枯らし紋次郎セットをもらい、喜んで持ち帰りました。

雲魂拾六
「家に帰り着くまでが雲魂です」と実行委員長の閉会のお言葉にありましたが、筆者にとっては「昼飯からが雲魂」なわけで、今年も蕎麦屋めぐりからスタート。
今年は雲魂レポートにしては食い物の話が少ないのでご安心下さい。(笑)

というわけで、今年の雲魂前お昼ご飯、いつものM本氏(写真の後ろ姿の人)に案内されておじゃましたのは、松江城近くの『岡本蕎麦店』さん。普通の民家にのれんを掛けただけといった外観ですが、中身もそんな感じでした。島根にはこういう形態のそば屋さんがたくさんあるそうです。念のため。
お茶代わりに出てきたのは濃いめのそば湯。辛めのそばつゆを加えていただきます。注文は例年通り割子そば。そばつゆの辛さもそうなんですが、かなりしっかりした麺もこのお店の特徴で、割子よりは温かいかけそばの方が向いているかな、と思いました。
で、今年もこれからイベントの準備があるので会場へ。

雲魂レポート六回目(?)にしてはじめて登場する会場の姿(苦笑)!
松江市内からクルマで十数分、宍道湖畔に建つ国民宿舎『麗雲荘』です。筆者達が戻った時には、受付の準備が始まっていました。
これもまたいつも通りロビーでふらふら(というよりは前日サイクルスタイル2004というイベントで試乗の自転車を漕ぎまくった疲れで「ぐったり」がより正確)しておりますと笹本祐一さんや中里融司さん、秋山完さんといったゲスト勢も到着しはじめます。SF系イベントでは「どこにでもいる」が定冠詞となったS上氏と、『2007年のワールドコンNippon2007に参加するにはあといくら参加費が必要なのか?』という話題でしばし雑談。
19時からはオープニング、というか夕食……というか宴会です。いや、このイベント全体が宴会だと言えばその通りなのですが。メニューはカニ鍋としじみご飯としじみ汁と、スペシャルメニューはイノシシ汁。例年通り食べきれないほど用意されておりました。

21時から企画が開始になります。筆者はその一枠目、『帰ってきた刀剣部屋』中里さんと聞き役として出演しました。刀鍛冶の小林貞永さんをお迎えして、出雲に伝わるたたら製鉄と鋼と刀の話を伺おう、という企画。
お話は主にたたらで作られたケラから刀を作る課程の話(実物の製作途中のものを目の前に置かれているのでわかりやすい)、刀身を拳銃で撃つとどうなるかという『トリビアの泉』のビデオ上映(当たり前ですが日本刀の前に単なる鉛玉が刃向かえるはずもなく、弾は真ッ二つに両断)、乱入した笹本さんによる『日本刀と同じ製法のナイフ』発注(おいおい)まで、 かなーり盛り上がりました。翌日には奥出雲の奥出雲たたらと刀剣館に見学に行くということで、あっという間に2時間経って企画は終了。

ディーラーズルームに戻ってみるとS上氏はすでに寝てるしお客さんはいなくて売り子同士の雑談全開モードになってるのでそこに加わる。
それが一段落してから、25:30頃から始まっていた企画岡田バッティングセンターを途中から聴きにいきました。企画名からは何のことやらわかりませんが、内情は雑談部屋です。「宝くじで三億円あたったらこんなSF大会を開きたい」というような夢を語っておりました。

朝食はほぼいつものメニュー。昨夜の鍋もそうでしたが、時節柄、緑黄色野菜系が少なかったかもしれません。筆者的にはしじみ汁があったので不満なし。ディーラーズルームの撤収を済ませて、クロージング会場へ。
クロージングでは恒例の笹本さんによるオークション。筆者は2006年日本SF大会ずんこん実況委員長の七里さんが持ち込んでくれたササニシキ100%の日本酒というのを落札しました。落札者がいなかったタコスの大袋がおまけで付いてきたのにはびっくり。

前述したとおり、閉会後昨夜の刀剣企画の続きとして希望者を募って奥出雲たたらと刀剣館に行くことにします。その前に昼食の蕎麦ですが、狙っていた山県そばさんが臨時休業、人数が多いこともあり、やむを得ず近くのファミレス形式の蕎麦屋一風庵にて、割子蕎麦を食す。

たたらと刀剣館では昨年と同じく刀鍛冶の実演、昨夜企画においでねがった貞永さんを含む小林一門作品展などを見学、居合い刀でムシロの束を斬る体験会も行われていました。
筆者は昨年体験しているので、今回は撮影係。で、右画像が2006年日本SF大会ずんこんでは企画部長を買って出たT田警備隊長ムシロを一刀両断の図。似合いすぎです。

というわけで、例年通り石飛さん宅で行われる後泊宴会に参加する人たちとはここで別れ、筆者は大阪への帰路についたのでした。



第43回日本SF大会 G?CON
どんぶらこん & れふこん2004
長良川国際会議場って、本当に長良川の川縁に、それも観光地化されている温泉地の対岸にどかーんと建てられているデカい会場だったんですね。
というわけで今年も行って参りました、岐阜県・長良川で開催された日本SF大会。今回は昼間のみの都市型大会ということで、(なぜか)SF者だけで船を借り切って鵜飼いを見に行こうという企画どんぶらこんと、会場隣のホテルで行われた裏合宿れふこん2004のレポートも同時にいっちゃいます。
ディーラーズルームはいつもの通り。お客さんが少ない時間帯に、2週間後に投票が行われる2007年世界SF大会開催地投票に『日本』を投票。年末恒例のSF X'masの参加費を支払い、来年の日本大会であるHAMACON2にも申し込んでおきました。
一日目(21日)に筆者が担当する企画が一つ。
海底牧場707番地 作家と語る海洋SF今昔物語は、元JAMSTECの西村一さん(拙作レディ*スクウォッター3 雷雲のライフラインのあとがきにも登場している方)を司会に、青山さん林穣治さんと筆者とでそれぞれ海洋SFから自分の作品や思い出に残った作品について語る。という企画です。
会場は立ち見まで出る満員状態。仮想戦記物を中心に活躍されるお二人相手に、ライトノベル畑の筆者は、話題に着いていくのがやっとという状態でしたが。

G-CON一日目の企画最終枠を遺して、筆者は会場を出ました。どんぶらこんに参加するためです。
どんぶらこんとは、不気味社電網担当でも有名なI田氏が機会を見つけては開催する『SF大会と同日程の船がらみイベント』。それはある時は港に停泊している船をホテル代わりに一晩騒ぎましょう。というものだったり、またあるときはSF大会会場に船で乗り付けましょう。だったりしたわけですが、今回は会場が長良川沿いということで、みんなで鵜飼い見物に行きましょうという企画でした。
集合場所に行ってみると、中里融司さんや小川一水さん大和眞也さんの顔も見えます。
ぞろぞろと歩いて長良川対岸の船付き場へ移動。屋形船風の船外機付きでかなり大きな船に案内されて、中里さん・小川さんと一緒に船首側の席に。
船外機のスクリューがときおり着底してしまうほど浅い川底を100mばかり川上に移動すると、そこで川縁に船を寄せて鵜飼い船を待ちます。
待っている間には船上踊りを見せてくれる船やおつまみ・花火などを売る船が回ってきて、中里さんと「鬼平の世界ですねぇ」と盛り上がってしまいました。
鵜飼いを見て感心し、また乗客が見やすいように鵜飼い船の周囲を回りこむように操船する船頭さんの腕にも感心し、終わった後に打ち上がる花火にもまた『鬼平』を感じつつ、どんぶらこんはおしまい。なかなか楽しいひとときでしたのさ。

一方れふこんは、会場隣(というか通路で繋がってるから実質同じ建物のような……)のホテルをフロア単位で借り切って行われた非公認合宿。ルームパーティ形式で深夜企画も行われました。
その中で筆者が顔を出したのはNippon2007ビッドパーティ
2週間後にボストンで行われる2007年ワールドコン開催地投票に、日本を投票して下さい。ということを呼びかけるパーティなのですが、実質上は委託投票受付所ですね。部屋の奥に昨年のワールドコンの写真を集めたアルバムやワールドコンのプログラムブック・『日本でワールドコンを開催すること』に関する雑誌記事のコピーなどが置かれていて、雑談できるスペースになっています。
筆者は昼間に委託投票を済ませていましたので、ここで梅酒をいただいて雑談。なぜか「ラジコンはすごい」という話を延々と。
ワールドコン誘致委員会のHAMさん(I上さんの奥さん)が柴野拓実賞を受賞されたので、お祝いの乾杯をしました。

さて、話はG-CONに戻って二日目。実はこの日、お昼前にショックな出来事があったのです。いや、大したこっちゃないんですが。
ディーラーズルームに座っていると斉藤栄一郎さんがやってきて、「都築さん、サイン会お願いします」と一言。
「いえ、あの、私、ここ(ディーラーズルームのブース)に来て貰えばいつでもサインしてますけど……」
とか言いながら、会場がすぐ目の前だからということで引き受けました。同じ時間帯には清原なつのさん、とり・みきさんと野尻抱介さんとがサインしていて、前のお二人はイラスト付きのサインをしていたこともあってたいへんな行列が……。筆者は野尻さんと斉藤さんを交えて雑談しておりました。

二日目にはもう一つ企画があります。海底牧場707番地 豊潤の海というもので、現在から過去にさかのぼりつつ『海洋』『地殻』という視点から人類以前の先史文明、日本沈没の可能性などについて西村一さんが語るという物で、まあ私は聞き役というか、参加者と一緒に聞きながら自作のネタ拾いをさせて貰うような役割で……。
ちょうど話が『日本をすべて沈没させるのは相当難しい』というところに行った時、会場内から聞き覚えのある声が……小松左京先生(さすがに「さん」呼ばわりはできません)が乱入してこられたのでした。
筆者はすかさずワイヤレスマイクを届けに走りました(笑)。いや、これを聞き逃すテはないかと。
この話題は当然盛り上がり、大変聞き応えのある企画になりました。いや、私の功績じゃ全然ないですけど。

そんなこんなで例年よりたくさん企画に出て、個人的にはドタバタした感のあるSF大会でしたが、大変楽しかったです。ディーラーズルームに声をかけに来て下さった皆様も、ありがとうございました。
HAMACON2でも、よろしくお願いいたします。


第3回ライトノベルフェスティバル
今年も行ってきました。ライトノベル・フェスティバル
やっとで一般公募になったディーラーズルームで、『Dr.アンダーソンの休日 出張はラビリンス』の先行販売を行い、予想以上の反響と売り上げ。どうもありがとうございました。
今回はドラゴンマガジン誌で『ブラック・ブラッド・ブラザーズ』の連載が始まったばかりの草河遊也さんと一緒に参加したのですが、このテのイベントに不慣れな草河さんは居場所がなくて困っていたようですね。いや、ごめんなさい。私の方はディーラーズルームでなごんでしまっていて。
そんなわけで担当する企画もなかったのでレポート書くのに困ってしまっていたりして……。
ああそうだ。三村美衣さんと大森望さんがなんかTVのクイズ番組で使う小道具の市販されてるのを持ち込んでクイズ大会始めようとされてるのを察知して、ディーラーズの店じまいにかこつけて逃げたりしたわけですが。なにしろもう何年もスカパーばかり見ていて地上波はまるで見ず。しかももともとバラエティとかクイズ番組とか見ない人なので、ルールを説明されてもさっぱりわからなかったもんで。
参加者数も増え、またSF大会では見かけないライトノベル・フェスティバルだけの参加者が多かったようです。これはいいことですね。
来年も開催されるそうですので、また参加したいと思います。
全然レポートになってなくてすみません。売り子に夢中になりすぎだ>筆者

ムーコン2004
昨年までカキコン(蠣を食うコンベンション)として開催されていたイベントが、場所を美川ムーバレーに移しムーコンと改名して開催されました。
美川ムーバレーは、江戸時代から十年ほど前まで様々な金属を採掘するために掘られていた坑道43kmの内900m足らずを観光坑道として使用し、「太古この地にムー帝国があった」という設定で洞窟探検(オリエンテーリングに似たゲーム)を楽しむ、というテーマパークです。
ムーコンでは、このテーマパークの宿泊者だけが楽しめるナイトツアー(要するに夜中に懐中電灯を持って照明を落とした坑道に入り、真っ暗の中の洞窟探検を楽しむツアー)に独自の趣向を施して遊ぶことができます。
偶然なんですが五月に発売される新作のネタが洞窟探検ということで、あとがきのネタになればと思い参加してきました。

山陽道・岩国ICから道に迷いつつ美川ムーバレーに到着すると、SF系イベントでおなじみの顔がいっぱい。同室者のなかには中里融司さんのお名前も。
とりあえず部屋に荷物を置いて(今回はディーラーズルームないので)、美川ムーバレーを見に行きます。
平成五年までタングステンを採っていたという鉱山だけあって、川縁に巨大な階段状に切り立った岩肌が剥き出しになり、それに張り付くように売り物である坑道探検アトラクションの入り口などが建てられていて、実際に見ると結構な迫力です。
アトラクションはその坑道探検モノリスアドベンチャー砂金採り体験しかないのですが……。と、見るとその砂金採り体験コーナーに中里融司さんの姿がありました。寒風吹きすさぶ中膝まで水に浸かって砂の中から砂金を採る……風邪が抜けきっていない筆者は断念しましたが。
モノリスアドベンチャーは、夜にムーコンの売りである『ナイトツアー』で使用するのと同じ坑道を使っているので、後の楽しみのために我慢我慢。売店であるムーショップを見に行きます。
ムーバレーオリジナルの妖しげなグッズを売っているのかと思っていたら、ここにはインドや南米・アフリカなどの民芸品が並んでいました。ちょっと残念かな。

量も味も満足できる夕食のきりたんぽ鍋を食べると、お待ちかねの『ナイトツアー』です。
四人チームで照明を消して真っ暗になった坑道をLEDライト二個を頼りに歩き回り、坑道のあちこちに置かれたクイズに答えて4ケタの数字を探り出し、出口のナンバー錠を開けて坑道から脱出するというゲーム。
「入り口からすぐの上り坂に重要なヒントがありますから、絶対に見落とさないようにして下さい」と注意を受け、チームごとに何分か間隔をあけてスタートしたのですが、その上り坂のところでいきなり前のチームがうろうろ……
「最初のヒントが見つからないー」
(そんなはずはないだろう)
とか思ってどんどん上っていったのですが、やっぱり見つからない……
結局坂道を行ったり来たりしてやっと見つけたヒントには、クイズの問題をおいてある場所のヒントが書かれていました。(ところがこれが後で大変なことに!?)
坑道の中を行ったり来たりしてクイズを探し、解答をメモって自信満々出口に向かいます。ところが、ナンバー錠は4桁。問題は五問、しかも解答の内二つは2桁の数字……。
(数字の数が合わんやん)
2桁の数字同士で引き算して4桁の数字を無理に作ってみてもダメ。というわけで、結局問題の読み落としがないか確認するために坑道内に引き返し……
これを2度ばかり繰り返したあげくに最初の上り坂のヒントまで戻ってみると、そこにはクイズの置き場所とは別に赤く『出口近くの小部屋にある指示に従え』の文字が。
これを見事に読み飛ばしていました。大急ぎで出口に向かい小部屋で発見、最後の指示。そこには『4桁目の数字は問題5の答えの平方根』と書いてありました。(脱力)
いや、結局途中の問題で一つ記憶違いしていて鍵は開かず、タイムアップで外に出してもらったんですけどね(泣)
外に出て空を見上げると、そこにはすばらしい星空が広がっていました。谷間なんで低い空は見えないですが、光害がほとんどないおかげでオリオン星雲まではっきり見えました。

宿に戻って大広間でRPGの企画です。受付の時にキャラシートとルールを手渡されていたのですが、テーブルの上にはヘックス切ったマップが置かれていてどっちかというとシミュレーションのような雰囲気。四人ずつ四つのチームに分かれてマップ上で宝探しをするゲームで、チーム内全員職業が『盗賊』というチームや、不気味な『移動力1の戦士』が現れかなーり盛り上がりました。
残念ながら時間がなくて本来の「宝」を発見するには至りませんでしたが、途中で獲得したアイテムの数で筆者のチームが優勝してしまいました。ぶっ叩きに行った盗賊チームがテレポートで逃げてくれたおかげで単独での宝探しができたおかげですが。

翌朝、朝食を食べてイベントは終了。その後みんなで近くの日本で二番目に大きい水車でかまるくんに行ってわさび蕎麦を食べました。
そんなこんなで、かなりいつものおなじみのメンツばかりでしたが気持ちのいいイベントでした。来年もあるそうですので、参加したいです。来年は昼間の照明のある時間帯に『モノリス・アドベンチャー』に行ってみようかな。