職場の標準メーラがThunderBirdになったので、重い腰を上げてBecky!2からの乗り換えを実施した。移行作業自体はカンタンで、Becky!2でメールボックスをUnix mbox形式でエクスポートし、ThunderBirdの特定のフォルダへ設置して起動するだけで自動的に認識してくれる。アドレス帳は移行ツールを使用したけどうまくいかなかったので、手作業で行った。元々、管理しているアドレスはそんなに多くないので、手作業で問題はない。フィルタはおいおい設定していこう。

さて、今まで敬遠していたThunderBirdだけど、少し使ってみて意外に堅い作りになっているのには感心した。ThunderBirdなんて怪しい名前が付いて、いかにもOpenSourceでオタクくさい印象だがけど、概観も普通だし機能面でもBecky!2で主に使用していた機能はほぼ備えていると思っていい。これならビジネスで使用しても問題はないだろうとうデキ。

しかし、機能面では十分とはいえ、これがムチャクチャ重い。職場でのPCはOSがXP Proで、メモリが256MBという貧弱な環境なのが悪いのかとても常用に耐えない重さだ。メーラーはメールを書くだけでなく、過去の議事を参照したり検索したりするのにも使用するので、すぐに参照できないのは辛い。使用、2日目にして早くも Becky!2に戻してしまった。

元々、ThunderBirdが標準となった経緯は、将来 Thin Client に移行するときに、Mail box の移行がカンタンだからだと言う事なのだが、Becky!2からの移行もカンタンであることが証明されたので、とりあえず当面は Becky!2でいいや！ってカンジ。

それにしても、セキュリティやらコンプライアンスの関係で、企業内で使用するソフトが色々と制限され、手に馴染んだソフト類が使えなくなるってのは色々と世知辛いなぁ。