Last Update 2007.7.6
13) 一般相対性理論の専門家と自称される方とのブラックホールについての議論を掲載すると共に、なぜ専門家はブラックホールが存在するという間違った結論を出してしまったかをその論理過程を検討することにより明らかにしました。数学的にはすべての理論が適用不能な特異点というものを常に既に存在するものとして取り扱っていることがわかりました。
14) 2005.6.25 宇宙は減速膨張から加速膨張に変化していったという説が主流となりつつあるようだ。私の提唱する有限で閉じていて膨張も収縮もしない定常宇宙では、今までに示した簡単な仮説のみで、そのように解釈されるような観測データが得られることを示した。 曲率半径Rの宇宙を運動する光の加速度と慣性質量をかけ合わせた力で光を絶対静止系にとどまらせようとする方向に力が働き、これが赤方偏移となって観測される。その赤方偏移はビッグバン的には加速膨張しているように解釈される。ここに宇宙を1/4周するころには宇宙はほとんど広がっていかず逆にすぼまっていくという効果をさらに加え、ビッグバン的考えを適用すると、遠い過去には減速膨張し、最近になり加速膨張するようになったと解釈されることになる。
15) 2005.6.25 ホームページ開設以来の説明と現在宇宙論関係の世間の状況について書いた。多くの天文学者がビッグバンを疑問視しており、ホーキングは特異点を放棄し厳密な意味でのブラックホールの存在を否定した。 私のビッグバンやブラックホールに対する否定の証明はパラドックスであり、もし矛盾点があるならばそれを証明しなければならない。
16) 2005.7.8 膨張宇宙以外では、遠くの超新星の一連の光子の放出の経過を説明できないと言われていた。ここで提唱している定常宇宙モデルではそれが説明できる。遠くからやってくる光は重力の作用により絶対静止系にとどめられようとしその為に赤方偏移を示すと考えた。これは重力赤方偏移であり、この事より遠くの天体ではそこから来る光の赤方偏移zに1を加えた値だけ時間がゆっくり進むことがわかる。またこれから過去においては時間の進み方が遅かったこともわかる。これらにより超新星の光子の放出が長くなることも正確に説明可能である。
17) 2006.7.30 超新星の観測データから得られる赤方偏移と距離の関係と定常宇宙モデルから予想される赤方偏移と距離の関係のラインを実際に検証しました。超新星のデータは2004年に発表された文献のデータを用いました。そのままでは全く一致しませんでしたが、定常宇宙モデルから得られるラインの距離をz+1倍に補正すると観測データにほぼ一致しました。これは本来観測データの光度を (z+1)^2 倍に補正すべきであるのを補正していないせいではないかと考えられました。また比較的近くの超新星のデータから宇宙の曲率半径は150億光年程度と予想されました。
18) 2006.7.30 クェーサーが固有の赤方偏移を持つ可能性について検討しました。最近の文献に寄ればクェーサーなどは中心の非常に重力の強い部分に放射部位があると予想されているようです。もしその放射部位を直接観測すれば固有の赤方偏移を持つ可能性はあると考えられました。また公的機関が赤方偏移の異なった銀河(NGC
7603 とその近くの銀河)が相互作用をしていると記載していることやそれらが実際に相互作用している可能性が高いことの観測結果も示しました。最近の深部宇宙の観測では非常に遠くの宇宙も近くの宇宙もほとんど変わりがないという結果が得られていることをリンクもつけて紹介しました。
19)2006.8.22 宇宙マイクロ波背景放射がビッグバン派より早い時期に、より正確に宇宙空間からの黒体放射としてEddingtonらによって予測されていました。背景放射の10万分の1のゆらぎはビッグバンにとっても宇宙の初期に大規模構造を作ることが困難であるという難点があり、定常宇宙だけの困難ではありません。ビッグバン派によって考えられたバイアスモデルは定常宇宙にも適用可能で問題を解決できます。最近の研究で背景放射には太陽系や超銀河平面に関係するゆらぎがあり、これは背景放射が我々の近傍の宇宙空間由来であることを強く示唆するものです。
20)2007.4.9 定常宇宙を否定する理由として宇宙マイクロ波背景放射が10万分の1の温度ゆらぎしかないこと、そしてその放射が2.725Kの正確な黒体放射を示すことがその根拠とされています。 定常宇宙モデルにおいてシミュレーションしたところ、背景放射のほとんどは、はるか何10億光年もの遠方からやってきたものであり、近傍の宇宙空間の物質由来の粗いゆらぎは全体の中に埋もれ平均化されて滑らかなゆらぎを形成することがわかりました。 また2.725Kの正確な黒体放射は、宇宙空間の物質が銀河などの熱放射からエネルギーを得て2.725Kよりも実際はやや高い温度となり 赤方偏移する2.725Kの背景放射を補正し2.725Kに維持することが可能なことを示しました。 補正が可能な条件として150億光年の距離を放射が進む間に少なくとも宇宙空間の物質にその60%が吸収されなければならないことがわかりました。 その限界の条件では宇宙空間の物質の温度は3.59Kであることもわかりました。主流派の主張では、Tired Light
モデルでは高赤方偏移の場所での背景放射は2.725Kよりも高い温度を元々持っていなければいけないと考えています。しかしそれは定常宇宙モデルではなく、非定常宇宙モデルです。それをもって、Tired Light
モデルおよび定常宇宙モデルを否定することはできません。
21)2007.7.6 Case Western Reserve University のLawrence M. Krauss 氏等物理学者グループが従来の物理学者の定説を覆し、ブラックホールの形成の過程はブラックホールへ落下していく観測者の視点ではなく、外部の観測者の立場から考えるべきであり、事象の地平線を形成するには無限の長さの時間を必要とするため、ブラックホールは存在しないと発表しました。 これは私や多くの素人の方が主張してきた説と一致するものです。 Lawrence
M. Krauss 氏は物理学会の中では非常に重要な人物として知られており、今後多くの物理学者が追従すると予想されます。 また今後一般相対性理論から同じく導き出されたと言われるビッグバン膨張宇宙が考え直されるものと考えられます。