- 授業科目
- 1993年度3年次の地学(3単位)
- 古生物に関連して3時限
- 授業内容
- 本授業の前
- 生物の進化を相対年代と関連させて順に説明した。
- 恐竜について基本的な説明を行った。
- 恐竜の足あとや模型などを用いて恐竜の体や生態の復元を考えた。
- 本授業・・・恐竜の総まとめとして、中生代の復元図を描いた
- 準備するもの
- 画用紙またはB4の上質紙
- クレパスまたは色鉛筆
- 復元図のテーマ
「次のテーマのどちらかを選び、中生代の復元図を描け。」
- 水辺の恐竜たち
- 恐竜のけんか
- 注意点
- 用紙は全面使うこと。画用紙を使用するときはクレパスで、B4の上質紙を使用するときは色鉛筆で描くこと。
- 学年、組、番号、氏名は裏に書くこと。サインは表でもよい。
- 想像力を豊かにふくらませて描くこと。
- 中生代の生物は別のプリントや教科書などを参考にすること。中生代の陸と海と空の生物の絵を配布してある。
- 背景もきっちりと描くこと。
- 色は化石に残りにくいので、背景との関連も考えて色を想像すること。
- 草食か肉食かなどの恐竜の性質は、今までに学んだことをもとにして想像すること。
- 準備するもの
- 本授業の前
- 評価の方法・・・15点満点で評価した
- 今までに学んだ範囲で、正しく描いているかどうかを評価する。
- 絵のうまいへたでは評価しないが、極端に変な絵は減点の対象とする。
- マンガではないので、科学的な絵を描くこと。
- 授業の結果・・・生徒の作品
- 生徒はクレパスをあまり使ったことがないため、ほぼ全員が画用紙とクレパスの組み合わせを敬遠した。
- 鉛筆で下書き(縁取り)をしてから色鉛筆で色を塗った生徒が多く、塗り絵になったのがほとんどであった。
- 絵もマンガのようになり、授業としては失敗だったと感じたので3時限で終了した。画用紙を使った生徒がほとんどいなかったので、時間的にも仕上げるのに十分であった。
- 今後の課題
- この授業がうまくいかなかった原因の一つに、色鉛筆で復元図を描かせたことがあげられる。生徒は色鉛筆を幼い頃から塗り絵に使ってきたことが多く、またB4の上質紙も塗り絵サイズであり、結果として出来上がった絵が塗り絵みたいになってしまったのではないかと思われる。古生物の授業で復元図を描くことは大切であると思うのでこのような授業を実施したいが、授業方法を変える必要がある。
・・・・古生代の様子を絵にしよう
- この授業がうまくいかなかった原因の一つに、色鉛筆で復元図を描かせたことがあげられる。生徒は色鉛筆を幼い頃から塗り絵に使ってきたことが多く、またB4の上質紙も塗り絵サイズであり、結果として出来上がった絵が塗り絵みたいになってしまったのではないかと思われる。古生物の授業で復元図を描くことは大切であると思うのでこのような授業を実施したいが、授業方法を変える必要がある。
- 感謝
- 故 林直樹 氏のアイデアを参考にさせていただきました。感謝いたします。