ちなみにこの男、雑誌掲載時より、単行本収録時の方が頭が切れるようになっている。
第二十二巻において、
「まさかこいつらは神の血を・・・」のセリフは、元は「まさかこいつらは・・・」で止まっていたし、
「俺も決めた、お前たち四人をこの場で殺す」は、元は「どうあってもここで死にたいらしいな小僧」だった。
一番大きく変わったのが、配下のバレンタインたちも含めたこのシーン。
元文が(うろ覚えですが)
バレンタイン「他愛のない・・・。こんな者たちがパンドラ様の間まで来れたとは、不思議なことよ、フッ・・」
ラダマンティス「そうだ、確かに不思議だ。この小僧たちにハーデス様の結界も通じない何かを感じたのだ。あのとき彼らから感じた、あの小宇宙は一体何だったのだ・・・」
というものだったのが、単行本155ページでの
「さあラダマンティス様参りましょう。この者どもはもはや放っておいても城と共に滅びまする」
「むう・・・俺の勘違いか・・・い、いや、間違いなくこの青銅たちは神の血を・・・アテナの聖なる血をその身に浴びてきているはずなのだ。(以下略)」
というようになっている。
さらに、第五獄でカノンと激突してギャラクシアンエクスプロージョンを食らったときも、
元は「ば、馬鹿な・・・、俺の身体がどこかおかしい・・・、一体何故だ・・・」だったのが、
単行本では「ば、馬鹿な・・・、体が重い・・・、オルフェのS・Fが今になって効いてくるとは・・・うう・・・」
となっている。
格好良くなったのだから問題ない。OVA化の際には、是非とも神谷明氏に声優をやっていただきたい。
ハーデス編のOVA化、旧ブイジャンプで最終話掲載の際、ほとんど確定したと言っていたじゃないかあ(激怒)!