数値・図形プロセッサ活図

ユーザー サポート




目次

  Home




最新Ver7.1Iへのアップデート


A) 活図 Ver7.1 の主な修正履歴一覧 (2000/07/11更新)

(15)【Ver7.1Gで追加】:欧文書体による表示可能な文字コード範囲を拡張しました

従来では、欧文書体による表示可能な文字コード範囲を0x7Fまでのアスキーコード領域に限定しているため、Symbolなどのシンボル系のフォント書体がサポートしている0x80〜0xFFコード領域のフォントを表示することができません。Ver7.1Gでは、文字要素の欧文書体項目にシンボル系フォントが指定された場合、0x80〜0xFFコード領域の半角カナ文字は、そのシンボル系欧文書体で表示します。
0x80〜0xFFコード領域の文字は、必ず半角カナで表して下さい。
シンボル系欧文書体書体の場合、「活図」は、書体名の後に" <シンボル>"を追加して一般の欧文書体と区別しています。

(14)【Ver7.1Gで修正】:min_cell(), max_cell()関数のバグを修正しました

数値組の最大値・最小値が1番目のセルの場合、min_cell()とmax_cell()関数は1ではなく、0を返してしまうエラーが発生します。

(13)【Ver7.1Fで修正】:Ver7.1Eで発生する線分要素のマウスによる伸縮・移動がおかしい問題を修正しました

Ver7.1Eでは、直線状の線分要素の場合、マウスドラッグによる拡大縮小移動が正しく行われない現象が発生します。

(12)【Ver7.1Eで修正】:Ver7.1Dで修正し切れていない問題を修正しました

文字要素の表示文字列が「\欧書[1]」ような制御文字のみ場合に、アプリケーションエラーが発生します。
文字要素の表示文字列が「\[2][10]」ような書式で空の数値組セルの文字を表示させる場合に、アプリケーションエラーが発生します。
Ver7.1Dで、部品【数値数字】の引数「小数点後桁数」の値が零の場合、正しくない数字が表示されてしまいます(Ver7.1Dより以前のバージョンでは起こらない)。

(11)【Ver7.1Dで追加】:数値線要素にスプライン補間や最小二乗法近似の9種類追加

数値線要素の表示形状に、「XYスプライン線」,「XY1次近似線」,「XY2次近似線」,「XY3次近似線」,「XY4次近似線」,「XY5次近似線」,「XY6次近似線」,「XY7次近似線」,「XY8次近似線」の9種類が追加されました。
これらの種類は、与えられたXとYの数値組に対し、内部でspline()関数またはfit_poly(1次〜8次多項式)関数を使って補間近似処理を行い、その結果を直接に表示します。これにより、従来の数式ウィンドウで関数を使って予め表示数値を計算する手間が省けます。
なお、これらの追加された数値線種類の表示範囲は、X数値の最小値〜最大値と一致します。表示範囲が拡大縮小したい場合は、従来ように関数で表示数値を求めてから表示させる方法を使用して下さい。また、表示する度に補間近似計算を行いますので、数値の数が多い場合、表示が遅くなってしまうことがあります。

(10)【Ver7.1Dで修正】:次らの問題を修正しました

文字要素の表示文字列が「\欧書[]」ような制御文字のみ場合に、アプリケーションエラーが発生します。
32Bit整数値より大きい数値の場合、文字要素の表示文字列中で「\[1].0[1]」のような整数表示表現を使ってその値を表示させると、オーバフローして間違った数字が表示されます。

(9)【Ver7.1Cで追加】:SHIFTキー押したままで数値組の高速削除機能を追加

数値ウィンドウで数値組を選択して削除する場合、復活や他のソフトへの転送のため、削除される数値が活図BNF、CSVなど数種類のデータ形式に変換されてクリップボードに登録されます。十万以上の大量数値を削除するときは、大容量のCSV形式へのデータ変換時間が長くかかってしまいます。
Ver7.1Cでは、復活できない代わりに高速に削除できる機能が追加されました。[SHIFT]キーを押しながら、従来通りの削除アイコンやメニュー項目を選択すると、選択された数値が高速に削除されます。但し、この高速削除では、削除数値のクリープボードへの退避行為が一切行われないため、復活や他のソフトへの数値データ転送が不可能で、注意が必要です。

(8)【Ver7.1Cで修正】:fft()等のフーリエ変換関数で変換後の数値個数が変換前より不当に減ってしまう問題

fft()等の高速フーリエ変換関数では、数値個数が2のn乗個であれば、変換前後の個数が変わらないはずです。Ver7.1Bまででは、変換前の数値個数が2~12=4096の場合、変換後の出力数値個数が2048に減ってしまいました問題があります。これは、個数が2^n(n≧12)とぴったりの時に、内部の個数2のn乗化の演算の中で、量子化誤差のせいで求めたnが正確値より1つ減ってしまって発生する現象です。

(7)【Ver7.1Cで修正】:マウスの左右ボタン機能を交換した場合、図形要素の修正ドラッグができない現象

左利きの方のために、コントロールパネルのマウス・プロパティ・ウィンドウで左右マウスボタンの機能を入れ替えることができます。Ver7.1Bまででは、マウスの左右ボタン機能を交換すると、図形要素の修正ドラッグができない現象が発生します。

(6)【Ver7.1Bで追加】:プリンタドライバに起因する印刷ドラブルを回避するため、活図自身による文字描画機能を追加

プリンタドライバによっては、またはプリンタドライバの詳細設定によっては、文字など一部のものが正しく印刷されないドラブルが発生します。このようなドラブルを回避するために、Ver7.1Bでは活図自身がOSよりフォントデータを取得してビットイメージとして文字描画を行う機能が追加されました。図形ウィンドウのメニュー[表示]-[活図自身で文字描画を行う]項目をチェックすると、従来OSに任せていた文字最終描画作業が活図自身で行うことになります。この新機能を使うと、文字表示及び印刷の速度が遅くなりますので、従来のままで印刷の異常がない場合では、できるだけこの新機能の使用を避けて下さい。

(5)【Ver7.1Bで修正】:OSがNTの場合に使用色の指定ウィンドウが表示されない問題

OSがWindowsNT4.0の場合、任意に使用色を指定するためのウィンドウ(ユーザーズガイド85頁の図75d)が表示されない問題がありました。

(4)【Ver7.1Aで修正】:特殊の条件で軸範囲が任意指定の対数グラフで異常表示の問題

軸範囲が任意指定の対数グラフで数値線表示を軸域内に限定する場合、一部の表示範囲の値では、対数と逆対数計算の量子化誤差のため、軸域内限定の計算が無限ループに陥る現象が発生します。

(3)【Ver7.12で修正】:要素ウィンドウの[ファイル]-[DOS版互換読み書き]による新規読み込みの後に表示内容が乱れる問題

要素ウィンドウで、メニュー[ファイル]-[DOS版互換読み書き]中のコマンドを使って制御ファイルを新規読んだ後に、要素ウィンドウでの内容表示が、編集要素対象種類ボタンと一致しないことがあります。

(2)【Ver7.12で修正】:部品要素と部品数式のウィンドウのマウス右ボタンのメニューの問題

活図では、マウス右ボタンを押すと、そのウィンドウに対応の右ボタンメニューが現れますが、部品要素ウィンドウと部品数式ウィンドウでは他のウィンドウの右ボタンメニューが表示されてしまう問題があります。

(1)【Ver7.11で修正】:文字要素での埋め込み型文字列型数値組セルの表示長さの制限問題

Ver7.10では、文字要素の「表示文字列」項目の中に’\[3][7]’のような組値数値制御文字を埋め込んで、文字列型数値組の文字セルを表示する場合、文字セルの文字長さが半角35文字を超えると、アプリケーションエラーが発生します。



先頭に戻る




Ver7の補足説明

「活図」Win32 Ver7.1 バイナリ数値ファイルのフォーマット:

struct FILE_HEAD {
  char ID[8];  // "CUT-BNF"
  int dg_num;  // 数値組の総数
  char dumi[50];
};         // 計: 64 Byte

struct CUT_BNF_TYPE { // CUTW32 バイナリ数値ファイルの数値組構造
  long ID;      // == "BNW\0"
  long later_len;   // 後続組数値の全長(Byte),本構造体の長さは含まない
  long num;      // セル総数
  int data_type;   // == 2 (double)
  int dgno;      // 組番号
  int yobi[3];    // 予備
  double rate;    // 表示率
  char name[64];   // 組名 64Byte
  int dumi[6];    // 予備
}; // 計: 128 Byte、int と long のサイズは 4 バイトです(32bit)。


数値組数が n 組の場合の BNF ファイルの排列形式:
  struct FILE_HEAD;
  struct CUT_BNF_TYPE;  // 数値組1
   バイナリ数値...    // 組1の各数値セル
  struct CUT_BNF_TYPE;  // 数値組2
   バイナリ数値...    // 組2の各数値セル
  .........
  struct CUT_BNF_TYPE;  // 数値組n
   バイナリ数値...    // 組nの各数値セル

上記のバイナリファイルの仕様は予告なく変更することがあります。また、自作のバイナリ数値ファイルについてのサポートは行っておりません。


先頭に戻る




  Home