説明:
列型行列データ形式の四角形要素調付き平面等高要素グラフを描く。但し、各四角要素内は同じ高さとして、同じ階調色で描画される(等高線自体の描画は不可)。言い換えれば、各要素の平面位置はXYの2次元データで、各要素の階調色は高さデータで決定される。
要素のXYの数値は引数9「X方向節点数」を横列として縦のY正方向に並ぶ(X列1,X列2,X列3....)ような順に用意し、二つの組番号を引数4〜5に設定する。
●列型行列の四角形要素のXYZの数値の排列方法:
「節点X座標組番」 「節点Y座標組番」
   x1      y1
   x2      y1
   x3      y1
  ...     ...
   x1      y2
   x2      y2
   x3      y2
  ...     ...
   x1      y3
   x2      y3
   x3      y3
  ...     ...
(但し、x1 Y方向の列数は、次の式で自動計算されます。
  Y方向列数=節点総数(組の数値個数)÷「X方向節点数」
  要素総数=(X方向節点数-1)×(Y方向列数-1)
個々の四角要素の階調色を決める高さ情報は、引数6「要素高さ組番号」に対応の数値組(数値セル総数は要素総数と同じ)で与えられる。
引数7〜8「数値比率」の設定で実際の表示大きさを調節できる。
引数10「間隔: +等間-組」は等高線の間隔を設定するもので、値の正負によって内容が異なる。
  正の値: 等間隔(0を中心に正負両方に区間が伸びる)
  負の値: 絶対値を組番号とする数値組(値は必ず単調増)で区間の区割りを直接指定(区間間隔任意)
太さを0か24の値に設定すれば、枠は表示されない。太さ、色は任意に指定可能。
全体の階調色は、高さが一番低いと一番高いの両端のところの二つの色を、引数11〜13及び引数14〜16の各三つの引数を使ってHSL形式のHとSとLに分けて与える方法により、指定される。中間の階調色は、与えた二つのHSL形式の色の線型補間で作り出される。
但し、二つの階調色のHとSとLが全て零の場合、塗潰を含む階調表示は行われない。
このようなHSL形式での階調色の指定方法を使うと、図形の色相Hと彩度Sと明度Lが自由に指定でき、彩度と明度を一定に保つまま色相だけを変化させるようなカラー表示ではよく使われる表現、または白黒印刷で常用される色相と彩度を一定に保つまま明度だけを変化させるような表現も簡単に実現される。
等高線の区間割りと階調色の対応関係の凡例は、システム部品【 等線凡例 】で簡単に表示できる。

部品パラメッタ:

No引数見出し値範囲
1 座標系番号1〜9999
2 基点座標X0
3 基点座標Y0
4 節点X座標組番>=1
5 節点Y座標組番>=1
6 要素高さ組番号>=1
7 X数値比率>=0
8 Y数値比率>=0
9 X方向節点数>=1
10 間隔: +等間-組
11 低値色相H0-240
12 低値彩度S0-2400-240
13 低値明度L0-2400-240
14 高値色相H0-2400-240
15 高値彩度S0-2400-240
16 高値明度L0-2400-240
17 枠太さ0-24
18 枠色: +番-組
return