説明:
XY単列データ形式の規則メッシュ状四角形要素の等高線階調付きで3次元回転可能な立体網目グラフを描く。但し、各節点の階調色は4次元目のデータとして与えられた高さ情報で決定される。言い換えれば、立体網目の各節点の空間位置はXYZのデータで、各節点の階調色は高さ情報で決定される。
引数4〜6の設定に従い3次元の任意回転ができる。
規則メッシュ分割のX数値は引数7「単列X座標組番」(n個)で、Y数値は引数8「単列Y座標組番」(m個)で、Z数値は引数9「節点Z座標組番」(n×m個)で与える。
各節点の階調色を決める高さ情報は、引数10「節点高さ組番号」に対応の数値組(数値セル総数はn×m個)で与えられる。
引数11〜13「数値比率」の設定で実際の表示大きさを調節できる。
引数14「間隔: +等間-組」は等高線の間隔を設定するもので、値の正負によって内容が異なる。
正の値: 等間隔(0を中心に正負両方に区間が伸びる)
負の値: 絶対値を組番号とする数値組(値は必ず単調増)で区間の区割りを直接指定(区間間隔任意)
引数25「四角形描画速度: 0〜4」の設定は、小さいほど描画が速いが、得た等高線はなめらかではない。更に、階調の塗潰描画が先に、枠と等高線の表示が後に描画させたい場合、引数25「四角形描画速度: 0〜4」の通常の設定る値の上に値10を足せば良い。
太さを0か24の値に設定すれば、枠と等高線は表示されない。太さ、色は任意に指定可能。
等高線全体の階調色は、高さが一番低いと一番高いの両端のところの二つの色を、引数15〜17及び引数18〜20の各三つの引数を使ってHSL形式のHとSとLに分けて与える方法により、指定される。中間の階調色は、与えた二つのHSL形式の色の線型補間で作り出される。
但し、二つの階調色のHとSとLが全て零の場合、塗潰を含む階調表示は行われない。
このようなHSL形式での階調色の指定方法を使うと、図形の色相Hと彩度Sと明度Lが自由に指定でき、彩度と明度を一定に保つまま色相だけを変化させるようなカラー表示ではよく使われる表現、または白黒印刷で常用される色相と彩度を一定に保つまま明度だけを変化させるような表現も簡単に実現される。
等高線の区間割りと階調色の対応関係の凡例は、システム部品【 等線凡例 】で簡単に表示できる。
部品パラメッタ:
No | 引数見出し | 値範囲 |
1 | 座標系番号 | 1〜9999 |
2 | 基点座標X0 | − |
3 | 基点座標Y0 | − |
4 | 鉛直軸回転角α | ±360 |
5 | 水平軸回転角β | ±360 |
6 | 画面軸回転角γ | ±360 |
7 | 単列X座標組番 | >=1 |
8 | 単列Y座標組番 | >=1 |
9 | 節点Z座標組番 | >=1 |
10 | 節点高さ組番号 | >=1 |
11 | X数値比率 | >=0 |
12 | Y数値比率 | >=0 |
13 | Z数値比率 | >=0 |
14 | 間隔: +等間-組 | − |
15 | 低値色相H0-240 | − |
16 | 低値彩度S0-240 | 0-240 |
17 | 低値明度L0-240 | 0-240 |
18 | 高値色相H0-240 | − |
19 | 高値彩度S0-240 | 0-240 |
20 | 高値明度L0-240 | 0-240 |
21 | 等線太さ(0:無) | 0-24 |
22 | 等高線色+番-組 | − |
23 | 枠太さ (0:無) | 0-24 |
24 | 枠色: +番-組 | − |
25 | □描画速度:0-4 | 0-4 |
return |