数値・図形プロセッサ活図

活図の概要




目次

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数値・図形プロセッサ活図の歴史

製品名
発売
定価
対応機種・OS・EXE File Size
販売
「活図」Ver1
1990.09
\19,800
PC98, MS-DOS, 270KB
中止
「活図」Ver2
1991.11
\38,000
PC98, MS-DOS, 370KB
中止
部品集「図典」
1991.11
\35,000
PC98, MS-DOS
中止
「活図」PRO
1992.09
\97,000
PC98, MS-DOS, 780KB
中止
「活図」Ver3
1993.09
\39,800
PC98, MS-DOS, 450KB
中止
「活図」PRO2
1994.09
1995.02
\97,000
PC98, MS-DOS, 780KB
DOS/V(Max1280*1024), MS-DOS, 760KB
中止
「活図」Win Ver6
1996.12
\97,000
DOS/V & PC98, Windows3.1, 1.2MB
中止
「活図」Win32 Ver7
1998.02
\97,000
DOS/V & PC98, Windows95/98/Me/NT/2000, 1.8MB
中止
「活図」Ver8
2002.09
\97,000
Windows95/98/Me/NT/2000/XP, 2MB
直販中

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活図」Ver8 標準仕様一覧

定   価
¥97,000(税別)
O   S
Windows95/98/Me/NT/2000/XP
メ モ リ
8MB以上
ディスプレイ
最小640×480ドット,800×600ドット以上推奨
ディスプレイ
最小640×480ドット,800×600ドット以上推奨
ディスク容量
最小約3MB,全インストール時約10MB空き必要
最 小 限 構 成
CUTV81.EXE(約2000KB)の1個ファイルで全機能が正常に動作(ヘルプ及びサンプルの表示は別ファイル必要)
表示・印刷範囲
最大約1200mm×1200mm,NT/2000/XPの場合は無制限
数     値
倍精度型(15桁,8バイト),数値個数無制限
数値 処理 関数
全563種,計算結果はグラフで自動表示可能
当てはめ曲線
全141種の適合曲線より残差最小の最適曲線を自動検出
数式入力と計算
数式文字数無制限。数式行ごとの計算,全数式の一括計算,読み込み後の全数式自動計算の機能をサポート
基本図形要素
座標軸,数値線,線分,円弧,文字,部品,イメージの計7種類
表示・印刷倍率
1%〜2000%(mm単位では,縦と横の図形仮想解像度の設定で縦と横方向の異倍率状態での表示が可能)
図形寸法単位
mm単位またはドット単位(mmとドットとの相互変換可能)
表示順番
要素別順,座標系番号昇順,座標系番号降順
従属座標系機能
他の図形ソフトのレイヤ機能に相当。座標系番号項目に従属したい軸と同じ番号を設定すれば,軸の原点位置に相対して図形が表示される。関連のある複数の図形を"座標系"でまとめて移動,コピー,削除,拡大縮小等の一括操作が可能。
座標軸要素
最多84個の設定項目。XY交差型,XY四角型,X対数型,Y対数型,両対数型等計8種類。X片側またはY片側だけの軸,左右端値任意指定の軸,目盛間隔比率が数値組で与えられる特殊軸等の作成が可能。X軸とY軸の傾斜角が設定可能(従属の他の図形も連動傾斜)。
軸目盛線
XとY方向の目盛線のスタイル,太さ,長さ,色等が独立に設定可能。目盛の中に細分小目盛(2〜12分割)の割付が可。負の目盛線長設定で軸反対側に表示。
軸目盛数字
軸に連動するXとY方向の目盛数字関連の設定は別々に行う。種類(無し,自動決定,小数,指数,対数,対数指数,数値組の7種),配置(自動決定,始終両端,始中終端,目盛ごと,1目盛おき〜5目盛おきの9種),展開方向(左→右,下→上,上→下の3種),数字の縦横サイズや書体,色等が選択可能。
数値線要素
最多33個の設定項目。Y折線,XY折線,Y点,XY点,Y縦面,XY縦面,Y横面,XY横面,Y縦棒,XY縦棒,XY横棒,X-logY線,logY線,Y-logX線,logXY線,X-logY点,logY点,Y-logX点,logXY点,2点線,3点三角形,4点四角形,Bスプライン線,ベージェ線,XY閉曲線,XY帯面,Y縦浮線,XY縦浮線,XY横浮線,Y縦浮棒,XY縦浮棒,XY横浮棒,Y縦偏差棒,XY縦偏差棒,XY横偏差棒,XY複折線等計36種類。表示数値範囲,太さ,線種スタイル,マーク,塗潰等の設定が自由。従属座標軸の範囲外にはみ出した部分の非表示も可能。
線分要素
最多29個設定項目。直線型,凡例線,矢印型,四角型(通常,斜角,欠角,凸丸,凹丸)等計19種類。
円弧要素
最多22個の設定項目。弓形,円弧(円環),扇型,矢印付き円弧等計6種類。描画開始角,描画角,斜め傾斜角等の設定が自由。
文字要素
最多25個の設定項目。文字の縦と横サイズ,文字間隔,文字列の展開角度(0°〜360°),文字自体の回転角(90°刻み),文字色,背景塗潰等が任意。指定四角範囲内での文字割付方式が計12種用意。半角の欧文書体と全角の漢字書体は独立に指定可能。拡大・縮小・間隔・色・書体・改行等18種の制御文字を表示文字列の中に埋め込み可能。
部品要素
最多37個の設定項目。システム部品以外の呼び出しの場合,作成した部品ファイルが必要。
イメージ要素
最多15個の設定項目。BMP,WMF,EMF形式の図形の取り込みが可能。表示サイズは倍率指定または縦横幅指定で与える。
システム部品
計40種用意。特徴:システム内蔵のため別途に部品ファイルがなくても手軽に使用できること,高速に実行できること。
部品作成
最大160種類,子部品の呼出は最大10階層まで。
自動作図機能
数値自動判別により最小限の設定で数値グラフを一括作成。
線種スタイル
実線,破線,1点鎖線,2点鎖線,点線の5種(長さ倍率はプリンタの解像度に応じて1倍〜6倍から選択)。4桁16進数の16ドット長さのスタイルパターンによる指定も可能。
線種太さ
線無し,極細線,0.1mm〜2.2mm等全24種類。
マーク種類
☆,○,□,△,+等全23種類。大きさ,輪郭線太さ,外周消線太さ,主色,内部塗潰色等の設定が可能。
階調塗潰種類
計417種からの任意選択(内24種は自由定義可能)。
塗潰パターン
計24種用意
矢印
線分と円弧の場合に計5種の矢印が使用可能。矢印頭部の長さと角度は設定可能。
文 字 フォント
TrueTypeのみ使用可能。漢字と欧文各最大24書体。
ファイル種類
制御ファイル(テキスト,見出し文の記入可),数値ファイル(テキストまたはバイナリ,数値コメントの挿入可),部品ファイル(バイナリ)。
ファイル名長
最大約250桁(Windows長いファイル名機能に準拠)。
数値ファイル
テキスト形式:直列,並列,CSV,SDF,SYLK、バイナリ形式:WJ2,WJ3,BNF(独自フォーマット)。
図形転送交換
クリップボード経由,Windowsメタ(16Bit版のWMF形式または32Bit版のEMF形式)ファイル経由,BMPファイル経由などで他のソフトとの図形データの双方向交換が可能。
ファイル互換性
これ以前の「活図」とファイル上位互換。
フェイルセーフ
3分〜30分間隔で制御・数値のデータをファイルへ自動保存
撮 影 モ ー ド
画面撮影のため,ウィンドウ枠なしの全画面で表示
自動運転機能
起動オプション指定で計算・印刷・終了等の自動実行
一括連続印刷
指定のテキストファイルの記述に従い,複数図形を連続印刷
ウィンドウ種類
ブラウザ,図形,要素,数値,組図,数式,結果図,当てはめ結果,部品作成,部品要素,部品数式,浮上型要素編集プロパティ等。

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活図」Ver8 の説明

数値処理と図形作成の最適な融合
 「活図」は,中国からの元留学生が在学中に自分の実験データの処理と学術論文資料作成のために試作し始めたソフトウェアです。「活図」は,発売当初から,MS-DOSの限られた資源をフルに活用し,数値処理と図形作成の融合を実現したユニークなソフトとして,かねてから好評を得ています。今回,8回目の新バージョンとして,Windows2000/XPの32ビット機能に対応になり,多機能にもかかわらず,コンパクトにまとめることができ,従来と変わらずに1個の実行ファイルによる完全動作の環境を実現しています。
強力でビジュアルな数値処理実現
 「活図」では,数値ウィンドウで縦に並ぶ数値の列を組として,組単位で様々な数値処理を施せます。Ver8では,32ビット対応により,従来の「活図」と違って扱える数値の数が無制限になりました。各数値組には半角文字'['と']'で囲まれた組番号が付けられ,数式やグラフの中ではこの組番号を使って数値組を指定または特定します。
 数値関数は,三角・指数・対数等の基本数学関数から,行列・数値微積分・常微分方程式・高速フーリエ変換・近似・補間・スペクトル推定・逆ラプラス変換等各分野の様々な高度の技術計算関数まで計563種が用意されております。中には,141種の常用適合曲線から自動的に最適な当てはめ曲線を選び出してくれるような強力でユニークな関数も,数多く含まれています。
 数値処理は,数値組の番号等の必要な引数を関数に与えるだけの手軽さで,高度な技術計算までが高速に行えます。数式ウィンドウで,関数名を入力すると,または関数名の上に入力カーソルを持っていくと,関数引数の内容等使い方の親切な説明がステータスバーに表示されるので,引数の順番や内容を覚える必要は全くありません。数式計算は,指定行の単独計算と全数式の一括計算及び読み込んだ直後の自動計算が用意されています。大部分の関数の計算結果は,自動的に開かれる結果図ウィンドウに,グラフで自動表示されるので,一目瞭然です。
他ソフトや自作の数値も無駄なく利用
 「活図」の数値ファイルは基本的にテキストファイル形式で扱われるため,自作や他のソフトからの数値データは,テキスト形式であれば,簡単に取り込めます。表計算等他のソフトとは,クリップボード経由のコピー&ペーストで双方向のデータ交換ができ,CSV・SDF・WJ2・WJ3形式のファイル中の数値データも自動判断により読み込み可能です。また,数値が無くても,それを計算する数学式が分かれば,搭載した数学関数を用いて容易に作成できます。
深みある表現力,比類なき作図自由度
 「活図」の図形は,「座標軸」・「数値線」・「線分」・「円弧」・「文字」及びこれらを組み合わせて独自に定義できる「部品」・「イメージ」の計7種類の基本図形要素の自由な組み合わせで構成されます。これらの基本図形要素は,多数の設定項目を持ち,要素ウィンドウまたは浮上型要素編集プロパティウィンドウでのメニュー方式によって設定します。このため,他の図形作成ソフトと違って非常にきめ細かな設定が効き,図形の変化自由度も高く,正確でパワフルな作図が可能となります。
 要素ウィンドウでは,縦1列で1個の基本図形要素を定義します。グラフ作成の時は,新規作成コマンド類を使い,グラフを構成する各種類の図形要素の数に合わせて必要列分の領域を確保すればよいです。メモリが許す限り各種の図形要素の個数は無限に作成(確保)でき,同じ用紙に描けるグラフの数と同じグラフに描ける数値線の本数も無制限です。
 「活図」では,"従属座標系"概念が当初より導入され,関連のある一連の図形要素が座標軸要素を主体とする"座標系"でまとめて管理されます。これは,他ソフトのレイヤに相当する機能で,軸以外の各種の従属図形要素の項目「従属座標系番号」の値設定を,従属の座標軸の番号に合わせることで実現します。各従属要素の座標値は,従属先の座標軸の原点位置に相対して設定されるため,軸原点を移動すれば,各従属要素も連動して移動します。この座標系を単位にして,移動・コピー・削除・サイズ変更等の効率的な操作や,複数グラフの重ね合わせ表示による高度な表現も簡単にできます。
 「活図」の数値線要素では,仮に数値線が従属先の座標軸の上下左右の四端にぴったり延びた場合の四つの端値の設定で,数値線表示の範囲や倍率が柔軟に決定されます。このため,同じ座標軸(グラフ)に表示(従属)できる数値線の数の制限がなく,異なる端値の設定により折線や対数等形式が異なる数値線の混在も自由です。
 「活図」は,図形中の任意の場所にいくらでも文字が入れられます。他のソフトと異なり,「活図」の文字要素では,大きさや縦横比など自在に設定でき,タイトルや説明文の作成には意外に強力で便利です。また,表示文字列の中に拡大・縮小・間隔・書体・色・改行等18種の制御文字を埋め込むことで,文字表示の装飾を途中から変えてしまうこともできます。
 更に,Ver7から,文字列型数値組の導入によって文字データの取り扱いが可能となり,数値に連携して図表に文字を表示するような応用も簡単にできます。
他ソフトの図形作成機能との違い
 表計算等他のソフトの図形作成は,比較的簡単な操作で作れる反面,制限が多くて細かいところに思い通りの作図が意外にできないことが多々あります。詳細な設定情報を与えないと,ソフトはあらかじめ組み込まれた既定情報を使うしかなく,様々な制限が生じてくるわけです。それに対し,「活図」は,作図自由度の獲得を最重点とし,座標軸・数値等の図形基本構成要素に多数の設定項目を設け,独特なメニュー方式で細かな設定を行います。これにより,「活図」ならではの作図自由度と高度な表現力が実現され,他の図形ソフトでは苦手で描けない複雑な技術グラフの作成も得意としています。
かつてない快適な操作環境を提供
「活図」は,Windows対応によって,従来DOS版ではメモリの使用制限で不可能な機能拡張ができるようになり,更にWindows共通の操作方法に準拠することで,操作性は格段に向上しました。Ver7では,図形要素・数値・部品の各種データの構成をツリー状で表すブラウザ・ウィンドウが追加され,これらのデータ構成を把握しながら,編集・削除・コピー・移動等の操作が行えます。
創造性に富んだユニークな部品機能
 「活図」の部品は,他の図形ソフトの部品機能と異なり,25個までの数値パラメータによる呼出や計算数式を組み込めるという独特な特徴があり,驚くほど高度な変化自由度を持っています。このため,使用頻度の高い図形の登録による入力の簡素化を図るだけでなく,図形の変化,特殊図形の作成,数値との連動によるシミュレーション表示など従来のソフトの部品機能ではできないことも可能です。付属の部品集「図典」には,偏差図・等高線・立体網目等146個部品を収録しており,そのまま使用するほかに収録部品をもとにした自作や改造使用等の使い方もできます。
業務用定形報告書等の作成にも威力
 「活図」は,数値データとそれ以外の図形制御データを分けて違うファイルに保存するので,数値データだけが異なる製品性能検査報告書のような業務用定形グラフの作成には最適です。一度作成してしまえば,その後は新しい数値データに更新して無修正のままで同じ形式の図形の表示と印刷ができます。Ver7からは,品名・条件・担当等の文字データも同時に扱えるため,報告書に必要な図表部の作成もより一層便利になりました。その他,起動オプションによるバッチ処理,複数図形の一括自動連続印刷出力機能等もサポートしています。
最高品質を誇る印刷出力
 「活図」は,プリンタと画面表示のドットとの1対1で対応するWYSIWYGを最初から実現しているため,プリンタの能力が最大限に生かされ,一般のドットプリンタでも驚くほどきれいな印刷ができ,Ver1発売以来ずっと大変高い評価を得ています。「活図」の図形は,「活図」による直接印刷の他,WMFとBMPの形式で,クリップボード経由またはファイル経由により,他のソフトへ転送することも可能です。

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