val_overlap



機能:
孤立ピーク(ガウスまたはローレンツ)波形の計算

書式:
val_overlap(個数n,[c],[ox],[oy],x始,x終,x増,0:合計/1:単独,0:ガウス/1:ローレンツ)

解説:
数値組[c]で与えられた3n+1個数値セルを、個数nの孤立ピーク波形の係数とし、指定区間[x始,x終]の一連の合成計算を行い、結果を数値組[ox],[oy]に出力します。
孤立ピーク波形の形式は、引数でガウスとローレンツいずれかを指定します。計算結果は、引数の指定により、1本波形に合成した形、または各孤立波形の単純首尾連結の形のいずれかで出力します。
用途:fit_overlap_init()、fit_overlap()、fit_overlap1()の諸重畳波形分離関数の出力係数の波形計算に使用できます。
n個のガウス(正規分布)波形の合成式:
       {Σhi * exp(-ln(2) * (x - ui)^2 / wi^2) } + C ( i = 1, 2,... n )
n個のローレンツ(コーシー分布)波形の合成式:
       {Σhi / (1 + (x - ui)^2 / wi^2) } + C ( i = 1, 2,... n )

hi ・・・・・・・・・・・・・ ピーク高さ
ui ・・・・・・・・・・・・・ ピーク横位置
wi ・・・・・・・・・・・・・ ピーク半値位置の横半幅
C ・・・・・・・・・・・・・ ベースライン成分(オフセットor 直流成分)
高さhi、位置ui、半値半幅wiの三つのパラメータでは、ガウス波形またはローレンツ波形を直感的に表現できる特徴があり、式表現を書き換えれば、標準の正規分布やコーシー分布の表現に変換可能です。

     個数n ・・・・・・・・・・・・・ 孤立ピーク波形の個数(n≧1)

     [c] ・・・・・・・・・・・・・・・・ 孤立ピーク波形係数の入力数値組(h1、u1、w1、h2、u2、w2、.....hn、un、wn、Cの順で計3n+1個セル)

     [ox] ・・・・・・・・・・・・・・・ 変数Xの出力数値組

     [oy] ・・・・・・・・・・・・・・・ 結果の出力数値組

     x始,x終 ・・・・・・・・・・・ 値の出力区間

     x増 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 正:x刻み値、負整数:x均分点数

     0:合計/1:単独 ・・・・・・ 計算出力の指定(0:合成波形出力、1:首尾連結のn本の単独波形出力(数値線形状「XY複折線」で表示可能))

     0:ガウス/1:ローレンツ ・・・・・ 孤立ピーク波形の形式の指定(0:ガウス波、1:ローレンツ波)

例:val_overlap(3,[1],[11],[12],-5,65,0.5,0,0);



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