set_3dr_type


機能:
3次元回転形式の設定(0〜2)を行う

書式:
set_3dr_type(n)

解説:
「活図」では、3種類の3次元回転の形式をサポートしています。
形式0:
直交型ワールド(固定)座標系は、鉛直軸と水平軸でなる平面は(パソコン)画面と平行するものとし、画面軸は画面と垂直するものとします。
3次元回転は次の順番で行われるものとします。
(注意:順番が変わると、回転結果と回転演算式は異なる)
@まず、鉛直軸を回転軸として、αの角度の回転を行う
A次に、水平軸を回転軸として、βの角度の回転を行う
B最後に、画面軸を回転軸として、γの角度の回転を行う
この回転形式は、任意の3次元回転ができる反面、画面上のグラフを常に特定の姿勢で保持することができないという欠点があります。例えば、3次元データのX軸は常に画面上で水平軸と重ね合わせることはできません。
形式1:
α軸・β軸・γ軸を使い、平面内で擬似的に3次元座標系を表現します。形式0と違って、表示結果と回転順番とは無関係です。
(部品集「図典」では、α軸-30°、β軸30°の初期角が自動的に足されるので、α角とβ角が0°の時、α軸は水平、β軸は垂直となる)
この形式では、ある回転角を変えても残りの回転軸に影響が及ばないので、形式0では不可能とされるX軸が常に水平方向表示といったことが簡単に実現できます。
ただし、真の意味での3次元回転ではないので、不可視の面は常に不可視で、形式0のように回転角の調節で不可視だった面を見えるようにさせることはできません。
形式2:
3次元回転形式0に透視機能を持たせて、よりリアリティのある3次元グラフが表示できます。三つの軸上の消失点の座標を十分遠くに設定すれば、形式0とほぼ同じになります。
設定した回転形式は、次のset_3dr_type()による新しい設定があるまで変わりません。

     n ・・・・・・・・・・・・・・・ 回転形式 n = 0〜2

例:set_3dr_type(0);


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