200ドル以下のGルーミスロッド?E6 Xシリーズ

イントロダクション(紹介):Gルーミスはプレミアムブランドとして釣り人たちによって長いこと、認知されてきた。それらのロッドはとても多くの熱心な釣り人たちのボートやロッドラックにみられる一方、多くはその価格のゆえに敬遠されてもきた。 それはGルーミスが最も無理をしないで買える最新のロッド、ニュ−E6 X シリーズを紹介することについてのすべてである。それは特に主流のアングラ−のために設計されたといえる。
釣り具業界では認知されているのだが、Gルーミスが新しいロットシリーズを準備しているという噂は数週間吹き荒れた。何人かのアングラ-は Gル-ミスが 2014年9月 26日 に E6 Xという名前を商標登録したということを知った。しかし、ごく少量の情報しかなかった。今週、私は多くの業界の他のライターたちとともにテキサス州ラルゴにあるラ ペルラ ランチに招待された。それはニューロッドを見るためではなく、我々自身のそのニュ−シリ−ズについての意見を表すためである。
アングラ-がE6Xロッドについて最初に気付く点は明るいグリーンのスレッドとフォアグリップのすぐ上にあるロゴだ。そのグリーンのスタイルは、人目を引くし、競合力があるだけでなく、同社の他のロットのラインナップからも目立っている。 個人的には、私はそのスタイルがすぐに好きになった。それは私に何か偏光させるものを思い出させたが、NRXシリ−ズのオリジナルブル−のようにすぐにわかりやすい、。
その名前について述べよう。E6Xとはどこから由来するのか?E6 Xは(元素の)周期表の 6番目の要素、カーボンのことで、Gルーミスのラインナップの他のロットがあらわすテクノロジーと同様だ。E6Xはよい響きがあるのだが、その風変わりな名前よりもより大きなものがある。 E6Xは独占権を持つ新しいプランク素材でできている。それは他のハイパフォーマンスな Gルーミスの素材をロウレジンと少ないスクリム、高弾性のカ−ボンファイバ−で融合させている。これは別としても、ブランクを形成するためにあらゆる科学により設計され、そして自重は軽いが、ほぼより強いロッドを作り出している。
ラ ペルラでロッドを持って言える2番目のことは、現在のGL2の同じようなサイズ、アクションのものに比べて注目に値するほど軽いということだ。 GルーミスのPR及びコミュニケ−ション担当のブル−ス・ホルトはGL2の比較できるものと比べて、だいたい10%軽いと書いている。 E6Xはその用途に応じてスプリットとフルグリップに分かれている。例えば、より伝統的な、キャスティングアクションの場合は、フルクリップだ。一方、特定のフィッシングスタイルで、バランスやロッドフィ−ルを積極的に反映させる場合はスプリットグリップだ。 ニュ-E6Xで焦点のキ-となるのはバランスだ。そして、フォアグリップの端の部分と最後方部分に戦略的にコンポジットコルクを使用することにより、まさによくバランスを取ろうとされている。E6Xのスプリットグリップのほとんどで、アングラ-は全体のリアグリップ、その大部分がこのコンポジットコルクで構成されていることを見るだろう。それはより重くはなるが、露出したスプリットグリップの重さの低減に貢献している。
E6Xロッドは人気のあるECSリ-ルシ-トとフジのアルミオキサイドガイドを含むフジコンポ-ネントを搭載しており、これは主流のアプリケ-ションとして構成されているが、ブレイデッドのス-パ-ラインの使用には高く評価されている。 明るいグリーンのスレッドはすぐにガイドの足を固定するためにあるのではなく(飾り巻きの意味)、ブランクは より渋いマット仕上げで荒削りな感じだ。 明るい光の下では、ブランク上にはほんの少し見られるグリ-ンだが、曇ってロ-ライトの下ではブランクはシンプルにとてもダ-クグレ-の色調だ。
水上で、私はE6Xロッドがとてもよくキャストできることを見出し、GL2ロッドよりもキビキビとして、より洗練されていると感じた。自重の軽減はキビキビとした感触だけでなく、ロッド自体の全般的な感度増大に貢献している。一度、私が魚をキャッチし始めて、そのテ-パ-はGL2シリ-ズではなくこの価格帯の多くの他のロッドとはかなり異なるということにも気づいた。これはGル-ミスが呼ぶところのマルチテ-パ-テクノロジ-というニュ-デザイン(新しい設計)に主によるものだ。競合しているロッドではブランクはしばしば 多様な長さ、アクションのためにはひとつのまっすぐなテ-パ-のマンドレルで形成される。 余分なグラファイトは望まれたアクションを作り出すために追加されていく。しかし、これは重さを増し、(ブランクの)壁の厚さを変えるため、弱いポイントを作り得る。
  一方、E6Xはそれぞれの長さ、アクションを作り出すために、複数(正確には3ヶ) のテ-パ-でひとつのマンドレルを使っている。これは結果として、一様な壁の厚さとなっており、重さの割合で改良された強さを供給するため弱いポイントを最小限にするのである。  スコット・キネイ(Gル-ミスのシニア-ブランドマネ-ジャ-)はこう説明した。 “この新しいテクノロジ-は各アプリケ-ション(釣り方)ごとに最も正確なアクション、フレックス(曲がり方)を創り出し、最良の アクション 、高感度、適切なバランスを作り出すために最小限の素材、重さを使うブランクとなったのである。” 

コンクル-ジョン(結論): 我々がNRXシリ−ズで釣った時に経験したようにE6Xロッドは(従来のロッドとは)異なるがとてもよい印象を得た。このロッドでの釣りの2日後に、E6Xロッドのそのテ−パ−がどのように働くかについてよい感触を得た。そして感度や操作性の点で、さらに高価格のロッドのように釣りができる。それは最も無理をしないでも買える最新のGル−ミスのロッドシリ−ズになるであろうということで、これはとてもよりエキサイティングなことだ。
$179〜$189ドルの価格帯でこれらのロッドはGル−ミスのブランドに主要なアングラ−に全く新しいカテゴリ−を指し示すであろう。ジグ・ワ−ムからフリップ/パンチ、クランクベイト、スイムベイト、マグバスアクション等のアプリケ−ションをカバ−するラインナップで30ロッドがある。そのため釣り人には多くの選択肢があり、しかもすべてが$200ドル以下の価格帯なのである。E6Xはまだワシントンのウッドランドでハンドクラフトされるであろうということと、ライフタイムワランティ(Limited Lifetime Warranty)であることはGル−ミス愛好家にとって、安堵のため息をつけさせることであろう。
そのため、私がGL2シリ−ズよりもより楽しく釣りができると自信を持って言えるロッドをGル−ミスはどのようにつくったのだろうか? それは素材をより効果的に使用することから始めて、マルチテ−パ-テクノロジ−で直感的にカウンタ-(カウンタ−パンチのように決定的な反撃の意味)となるかもしれない。その一方で、Gルーミスのチ−ムは素材の減量、向上された強さ、よりよいバランス、改善された感度でロッドを設計する方法を見出したのである。Gルーミスはすでにロッド製造を合理化し、改善するために工場内の道具から工程にわたるある革新に投資をしてきた。 我々はこれらのロッドが我々のロッドラックにどのように陳列し、完璧なフィ−ルドテストでどのように機能するかを見ていきたいと思う。しかし、今週、テキサスで経験し、体験によって得たことから、数週間たってバスマスタ−クラシックで公式に紹介される時には、これらのロッドはわくわくさせる商品となるであろうことは疑いない。