TOP PAGE          |ご相談の方法店舗紹介漢方Q&A宅配のご案内| 女性悩み相談室 |

漢方の相談フォーム

不妊と免疫療法
不妊と漢方療法

受精というドラマ



■食養の話し
■食べ物の話し
■民間薬と漢方
■薬膳の話し
■生薬の安全性

■漢方の治療方針




身近にある食べ物が漢方の原料です。




■免疫と漢方薬
■免疫の仕組み

■血液探検
■薬草粉末販売
■中国漢方の販売

■処方解説
漢方豆知識
■参考資料

 私たちの生命は、受精卵から始まります。精子は、父親の遺伝子(DNA)をもち、ミトコンドリアのエネルギーを使って、受精の道のりへと進みます。ところが、母体の免疫機能がはたらき、子宮内に入った精子の一部は、白血球によって食べられてしまいます。ヒトの場合、射精時の精液はおよそ3ミリリットル。そのなかの精子の数は、1ミリリットル当たり1億から2億個ですが、生き残った精子のなかのわずか1個が、排卵された卵子と卵管で出合います。そして受精です。受精卵は、卵割と呼ばれる細胞分裂をくり返しながら、子宮の粘膜に入り(着床)、胎盤をつくります。こうして私たちの生命が始まるのです。


たくましい生命

 子宮に着床した受精卵は、刻刻と成長します。3週間目には、すでに頭や脳、肺もできはじめ、6週間もたつと、主な器官のほとんどはできています。そして、心臓は拍動し、血液は循環しますが、この段階までは「胎児」ではなく、「胚子」といいます。胎児と呼ばれるのは9週目に入ってからです。ここから、本格的な発育が行なわれます。このころには小さいながら人間の形ができあがり、性器や指紋もあります。 12週目には、器官の大部分ははたらき、尿もつくられはじめます。 胎児から出るこのような老廃物は臍帯を通して、母親の血液に捨てられます。やがて安定期を経過し、出産が近づく妊娠9~10か月になると、胎児は母親の血液中に含まれる免疫抗体を積極的にとりいれるなど、たくましく生き抜く準備をするのです。


大いなる喜びのとき

 母親の胎内で、大事に守られ育てられてきた生命が、出産という最後の難関を経て、この世に生まれます。たった一つの受精卵から、約3キロ、50センチの、一つの大きな生命が育ったのです。そして、力強い産声とともに、私たちの仲間入り。 誕生は、喜びと希望に満ちたものです。たくさんの夢と可能性をもった、その小さな人格を尊重しながら、母と子はよい関係をつくっていくことが望まれます。すべてを慈しみのこころで照らす愛情をもって。



◆不妊症と漢方による周期療法◆


 男性の生殖機能に異常がみられず、あるいは避妊をしていないにもかかわらず、夫婦が同居して2年以上経っても妊娠しない場合、あるいはまた避妊をしていないにもかかわらず前回の姙娠から2年以上経過しても妊娠しない場合を「不妊症」と呼んでいます。

 不妊症には、先天性のものと後天性のものがあり、先天性の不妊症は薬物治療は困難であるとされています。
不妊症の治療に関しては、現代医学的には近年「人工受精、体外受精、顕微受精」などの方法がよく用いられますが、いずれも成功率が低く、とくに「体外受精や顕微受精」では比較的重い精神的苦痛・肉体的苦痛・経済的苦痛が伴うと言われています。中でも肉体的ダメージは大きく、さらに保健が適用されないことから経済的負担は非常に大きく、これらは治療に対する大きな障害にもなっています。しかし、それでもなお、“子供が欲しい”という一心でこれらの苦痛を乗り越えて治療に挑戦する夫婦が大勢いるわけです。

 不妊症に対しては、この種の現代医学(西洋医学)による治療法ばかりでなく、漢方医学の考え方による治療法(つまり、漢方薬による治療法)もあります。漢方治療では上述のような精神的苦痛・肉体的ダメージ・経済的負担が極めて少なく、その意味では理想的な治療法といえます。

 漢方薬による治療は、近年よく用いられる方法として、「周期療法」と呼ばれる治療法があります。これはその人の「基礎体温」を参考にして漢方薬を用いて月経周期を正常にし、姙娠を妨げている原因を取り除き、母体と子宮の異常を改善して姙娠しやくするという方法です。ですから、“「基礎体温」を深く観察する”ということは、不妊を治療する上で非常に重要な意味を持つことになります。

 漢方医学では、不妊症の原因について、“腎虚・肝鬱・痰湿・血瘀”の四種の病症パターンが存在すると考えています。また多くの場合、これらの病症が混在するケースが多く見られます。

以下に、参考までに「基礎体温」の正常状態と不妊をもたらすと考えられる異常状態を比較してみましょう。


正常時の基礎体温


 ・月経周期が一定している。
 ・基礎体温が高温層と低温層の二層にはっきり分かれている。
 ・低温層から高温層への移行がスムーズである。
 ・低温層が36.3~36.5℃の範囲にあり、12~14日間持続する。
 ・卵時の低温点がはっきり現れる。(一般には低温時の体温より0.3℃程度低くなる。)
 ・高温層が36.6~37℃の範囲にあり、14~16日間持続する。


異常時の基礎体温


 ・月経周期が不定(即ち、月経不順)。
 ・基礎体温が高温層と低温層の二層にはっきり分かれていない。
 ・低温層から高温層への移行がスムーズでない。
 ・低温層の体温が36.5℃以上である。
 ・排卵時の低温点がはっきり現れない。
 ・高温層の体温が36.6℃以下である。
治療時は上記の「基礎体温」の異常状態と「全身状態」を把握してそれに適合する漢方薬を使用します。

 不妊症で最も多く見られるのは、冷え症で基礎体温が高温層(36.6~37℃の範囲)を示さないもの、月経周期が一定していないもの、などにその傾向が多く見受けられます。不妊症でお悩みの方は、ぜひ安全な漢方薬による治療をおすすめします。

 なお、以上は女性側の原因として考えられるものですが、近年は不妊症には男性側が原因となっているケースも多く見られ、不妊症の原因の3分1は男性側にあるともいわれています。専門医の診断で不妊の原因が分からないと言われた場合などに漢方薬を使用し、妊娠し易い体づくりに専念して頂きたいと存じます。治療に必要な漢方薬は充分に用意して御座います。不妊症でお悩みの方、ぜひ一度私共にご相談下さい。



  正常な基礎体温 
基礎体温のパターンも10種類以上もあります。
データをメールでお送り下さい。
不妊の原因を精査し、妊娠可能な状態にする方法を知らせ致します。。

busi@osk.3web.ne.jp

体質によって漢方薬は変わってきます。相談フォームにご記入の上ご相談下さい。
Copyrightc©    Kanpou-kondho-Pharmacy
「不妊症と免疫療法」「不妊症と漢方療法」

コンドウ薬局
大阪市住吉区山之内1丁目24番21号
06-6695-2069

busi@osk.3web.ne.jp