なんでもQ&A



工事中

このホームページを開いてから、早くも1年が過ぎようとしています。その間多くの方から電子メールを頂きました。其の内容は、母乳や育児についての質問やリンク希望など、多彩です。
中には、皆で一緒に考えたいような内容のメール、皆で内容を共有したいようなメール等、そのまま埋もれさせてしまうには惜しい内容のメールも数多くありました。そこで、今後はこの「何んでもQ&A」のような広場を作り、そのような内容を紹介したり、更には、母乳育児に関わることならどのような質問でも良く、どしどしアクセスして頂き、皆さんと共に考えたいと思います。


お気軽に、

メールをお寄せください。E−mail : bonikuji@ osk.3web.ne.jp


  1. 断乳について
  2. 母乳と虫歯
  3. おっぱい不足か



断乳

Q : 断乳についてのお尋ねが多くよせられています。
: 日本母乳の会の基本的なおっぱいのやめかたは、断乳ではなく自然卒乳です。そこで、ここではそのお尋ねに直接何回もお答えするより、自然卒乳の考え方をまとめて紹介いたします。そのまとめは・・・・ 自然卒乳について


母乳と虫歯

Q : はじめまして。11ヶ月の男の子のママです。母乳と虫歯についての質問です。
私は、○○くんが生まれてから、ずーっと母乳で育ててます。もちろん、自然卒乳で
と考えてました。でも、この間一歳児歯科検診にいったところ「前歯が虫歯の手前で
す」と言われてしまいました。
原因は寝る前のオッパイだということでした。
たっくんはオッパイ大好きっ子なので、寝る前はオッパイを飲みながら寝るんです。
絶対にオッパイなしでは眠れないらしく、抱っこをして眠らせようとしても顔をオッ
パイに近づけます。
だから、とても今困ってます。このまま続けると、虫歯になるのでやめなくてはいけ
ないのでしょうか?そうなると、断乳の形になってしまいますよね。たっくんのため
にも、自然卒乳にしたいんですが・・・。
オッパイはほんとにいけないんでしょうか?教えてください。

A : ○○くんが虫歯になりそうだとの事。小生歯の方は専門ではありませんが、第2回母乳育児シンポジウムで母乳う歯について、歯科医の先生方から次のようなお話がありました。
足立優先生は、虫歯の成因について次のように説明されました。通常虫歯は口の中に入った糖分が口の中の細菌によって分解され、その結果できた乳酸が歯の表面を脱灰して虫歯になります。この際虫歯になるには、歯の表面に歯垢が付着している事が必要です。ところが蔗糖を多量に摂取している子どもの場合には、蔗糖が分解されて糊状のデキストランができ、歯の表面に付着し歯垢ができます。そしてこの部分に細菌が付着し、繁殖して虫歯となる仕組みです。ところが母乳の場合は蔗糖ではなく乳糖が成分で、デキストランではなく乳糖ラクトースとなります。そしてこの乳糖は乳酸に変わりますが、デキストランは産生せず、従って歯垢はできません。つまり母乳だけを飲んでいるぶんには歯垢ができず、虫歯にはなりませんが、この時期には母乳以外の食べ物を摂取しているので、その食べ物に依って、すでにできている歯垢に母乳が付着すると虫歯になってしまいます。この仕組みはミルクを飲ませた場合でも同様です。
ところで、母乳を寝しなに飲ませても虫歯にならないようにする方法として、広大小児歯科の長坂先生は、夜飲ませたらガーゼでちょいとふいてやる事が非常に効果的な予防法だと述べておられました。確かに夜飲ませているお母さんも眠いでしょうが、飲ませた後、特に上の前歯、上の前歯の唇側の面を拭いてやる、それが母乳う歯を防ぐ大きな因子ににもなっていると述べておられます。是非試みてください。

補足:


胎児は胎内生活を通じて胎盤より酸素と栄養を受け取っていますが、胎盤は胎児娩出後は役目終了とばかりに、、自然に子宮壁より剥離してその一生(?)を終えますが、出産後はその胎盤に代わって乳房がその役目を引き継ぎます。
もし妊娠中に胎盤が剥離すると胎盤早期剥離として母胎や胎児の生命に危機を生じます。断乳は胎盤早期剥離に似ているとは思いませんか。胎盤は産後その役目を終えたとき剥離します。おっぱいも赤ちゃんがもう必要性を感じなくなったときが、おっぱいを卒業する時期です。お母さんではなく赤ちゃんがです。
以前は自然卒乳が普通でした。例えば川崎病を見出した川崎富作博士は4、5歳までおっぱいを飲んでいたと述べておられます。又、作家の阿川弘之氏は小学5、6年まで、僕は小学校から帰ってくると真っ先に母のおっぱいを飲んでいたとその自叙伝に述べておられます。おっぱいを止める時期は、子ども自身に任せるのが一番のようです。