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里 博文
さと ひろふみ (Sato, Hiro)

◆展覧会

2003年の展覧会 >

写真展『写想-ニライカナイの空』
2003年11月10日(月)〜11月22日(土)12:00〜19:00(日曜休廊・土曜日17:00まで)
永遠を想う私たち。まだ存在しない明日に思いを巡らす私たち。今日を煩う私。 顔を上げることを忘れてしまった私が、ふと見上げると、それは「ニライカナイの空」。あの世とこの世のエーテルが雲になって天空を行き交う。今日も天と海との交合から陸が生まれる。私は、いまその地に立ちニライカナイの空の彼方、故郷を想い写真を写す。
ニライカナイ は、作家出身の土地 奄美の言葉です。 海の彼方あるいは海の底・地の底にあり、年ごとに神が訪れ、豊穣を約束してくれるとされる楽土。
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「存在の彼岸」「不思議の森-Wood of Mystery」と続けて展開してきた作品を前回「写想」で「場」に重点を置き、なぜその「場」で撮ることが重要なのかをポイントに作品をまとめました。今回はそれをより発展させた展開を試みています。
「場」と「自ら」との関係をさらに追求したのが本作です。 是非ゆっくりご覧下さい。




2002年の展覧会 >

写真展『写想』
2002年12月9日(月)〜12月21日(土)12:00〜19:00(日曜休廊・土曜日17:00まで)
里博文は「自分自身」をみつめるセルフポートレイトを一貫して作って来ました。そして、単純に「自分」を撮影するのではなく、どのような「場」において「自ら」を見つめるのかを重要に考え、「自ら」と「場」との関係を探りながら作品を作り続けてきのです。「存在の彼岸」「不思議の森-Wood of Mystery」と続けて展開してきた作品が今回は「場」に重点を置き、なぜその「場」で撮ることが重要なのかをポイントに作品をまとめました。自らとカメラを現場に持ち込み、「場」に立ち会う事ができる写真。写真というメディアによってのみ捉えらえることができる「場」と「自ら」との関係を以前より写真というメディアに委せ、新たな展開を模索して完成したのが本作です。さらに広がる世界をゆっくりご覧下さい。

「場」に惹かれた時、息を呑む。
吸引力に応じて、レンズを選ぶ。
想いが写りますようにと、カメラを向ける。
も一度、息を呑んで、写真を撮る。
はたして、銀塩に想いが写る訳も無く、忠実な光と影が在るだけ。
それでも私は、暗室に入る。
焼き付けられた想いを、あぶり出すために。
「写真」を定着するために。



2001年の展覧会 >

写真展『不思議の森 - Wood of Mystery』
2001年7月2日(月)〜7月14日(土)12:00〜19:00(土曜日17:00まで)
昨年に引き続き展覧する里博文作品。「存在の彼岸」という内容から、今回は新しい展開となります。
森には、植林などで管理された人工林や、山の奥深くに残る自然林などがあります。そして、宅地開発が進んだ近郊には、里山の雑木林が。
「森」という言葉の厳密な定義はともかく、そこは私たちにとって日常の場でありません。森の住人たちである木々は、「ささやき」「ざわめき」時には「叫び」ます。残念ながら、異人界に住む私には聞き取る事が出来ません。
森は想念を顕在させることも出来ます。森にはアリスたちや私の分身たちが住んでいるのです。(かもしれないのです。)
森の不思議を記録するには、写真機を持ち込むのが良いのではないでしょうか。



2000年の展覧会 >

写真展『存在の彼岸 - 森のシリーズ』
2000年5月22日(月)〜6月3日(土)12:00〜19:00(土曜日17:00まで)
2000年度の企画展のテーマは「nature―本性、ありのままの姿」 。いわゆる自然という言葉から連想されるものではなく、人やものの有りようをテーマにした作品を提示します。
まずは自らの身体をテーマに作品を作り続けてきた里博文。セルフポートレイトの表現では、自己へのこだわりと注視は他に類をみない強いものがあります。今回は自身の存在をみつめる舞台となってきた「森」と、新たに「海」を背景に作品が展開します。いわゆるアイデンティティの確認とは違う、存在すべきものとしての人間への確認は、今年のテーマ「nature―本性、ありのままの姿」とピッタリ重なる作品です。
今回は「森」のシリーズと「海」のシリーズを時期をわけて展覧します。



2000年の展覧会 >

写真展『存在の彼岸 - 海のシリーズ』
2000年7月3日(月)〜7月15日(土)12:00〜19:00(土曜日17:00まで)
自らの身体をテーマに作品を作り続けてきた里博文。セルフポートレイトの表現を一貫して続けています。
5月の「森のシリーズ」では、長い年月を経て、自らの身体そのものから、最近ではその身体が存在する場の存在へと視線が拡がってきている部分を、自身と森との関わりからみて頂けたことと思います。
今回の「海のシリーズ」では、新たに他者としての女性のポートレイトと海との関わりを見て頂きたいと思います。
タイトルは「存在の彼岸」。彼岸という言葉は、煩悩を川の流れにたとえ、生きているこの世をこちら岸(=此岸(シガン)とし、悟りの世界を向こう岸とすることから(煩悩を超越した)悟りの境地。涅槃(ネハン)などを指します。(学研古語辞典より)タイトルからある宗教的なニュアンスを感じる方もいらっしゃるとも思いますが、作品はむしろ直接的に自身の存在と場との関係を想起させるものとなります。
今年の企画の展開をお楽しみください。





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