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池田 朗子
いけだ あきこ (Ikeda, Akiko)

◆展覧会

2007年の展覧会 >

『a theater without you-their site/your sight project』
2007年7月7日(土)〜7月28日(土)12:00〜19:00(日曜月曜休廊・土曜日17:00まで)
日常生活の中で、何気なく目にするスナップ写真や、雑誌の中の世 界。それに目をとめている時、人は写されている空間のスケールで モチーフを認識している。では、私達の認識しているスケールとは 何の事? このシリーズでは改めてそれを鑑賞している人のスケールに写真の 中のスケールを持ち上げた作品。スナップ写真の中の人物ををその ままポップアップ絵本のように立ち上げて、再度写真に収める作品 と、雑誌の中のモチーフ(人物など)を立ち上げ、そのままインス タレーションする作品、として展開を続けている。

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池田朗子は、写真や雑誌の中の人物を切り取り、立ち上げるという行為 を通して、普 段私達が認識している世界とは違うスケールの世界が、瞬時に立ち上が る様を、イン スタレーションとして提示します。物事を認識するという無意識の行為 を、改めて意 識すると、そのおもしろさは不可思議といってよいでしょう。どのよう に我々が空間 を認識しているかを、楽しみながら体験頂ければと思います。 た、併せて作家によるレクチャーも開催致します。作品の魅力を違う側 面から知って 頂きたく思います。 是非、多くの方々に来廊頂きたく思います。

2003年の展覧会 >

『サイト・サイト・サイト〜They've still stuck on your wall.』
2003年6月2日(月)〜6月21日(土)12:00〜19:00(日曜休廊・土曜日17:00まで)
私にとって、
目の前に起きている現実は、常に数えきれない程のレイヤーによって構成される立体のすがたに思われます。
イメージの中で私は、その立体の一方に立っており、その目の前の光景を受け入れようとしています。
しかし、常に私はその立体の反対側に気持ちを奪われ、もう一方に立っているはずの私の存在を意識しています。

この度、発表する作品は
2年前から継続して続けているプロジェクトです。
投影される風景は、記録かもしれません。
また記憶とも呼べるかも知れません。
記憶の持つ曖昧さにも興味を持って
今後、さらにこのプロジェクトは続きます。

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池田朗子は視覚と認識の関係をテーマに作品を作っています。ちょっとしたトリックで、感情や記憶、意識や認識が変わる、そんな体験を今回もさせてくれることでしょう。
バスや電車、建物の窓に貼り付けられた小さな飛行機のようなものが、外の風景とともに延々と流れる。それが今回の作品です。外の風景の変化は私たちには見慣れたものです。が、その動きを追うことで、それは全速力の飛行機にも、窓に貼り付いた飛行機のようなものにも、はたまたそれ以外に何かにも見えるのです。
私たちの現実感はいったい何により構築されているのか?
なんて哲学的なことも頭に浮かびつつ、ただ延々と流れる映像を楽しんで見ることができるのです。その不思議なバランスも存分に楽しんで頂きたいと、思います。



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