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荒蒔 綾子 あらまき あやこ (Aramaki, Ayako)
作品展『COMPOST HORSE』 ※DVDのタイトルバックがこちらで御覧になれます。
2004年7月12日(月)〜7月17日(土)12:00〜19:00(土曜日17:00まで)
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荒薪綾子は自分の生まれ育った郊外の住宅地
の生活や感覚をベースに、土地や環境に働きかける作品(というよりもプロジェクト)
を作る作家です。
それをインスタレーション、写真や映像で発表しています。
多くの人々の身近な環境で、彼女が仕掛けるプロジェクトは、草を刈ったり、子馬と
共に歩いたり、楽しくて、平和でのどかな趣きが特徴です。
「楽しい。ただ、でも、なんか変。この住宅地だと」という微妙なズレが、見る者に
心地悪さと不思議さを感じさせます。
自然というものの身近にいたい。でも、物理的にはとてもむずかしい現在の生活。
自然のサイクルの外で生活すればするほど、憧れは強くなる。しかし、戻れない現実。
その現実にちょっとドンクサイ楽しさのスパイスをふりかけ、認識させるのが、荒薪
作品の魅力だと思います。
今回はイレギュラーの1週間の短い期間ですが、同じビルのBook Shop Caloでの荒薪
綾子展を開催。是非、併せて御覧下さい。 |
作品展『amusement landscape』
2001年5月7日(月)〜5月19日(土)12:00〜19:00(土曜日17:00まで)
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荒蒔は以前から、俯瞰視点による、更地や空き地など、人間が人工的に撹乱し、むき出しにされた大地を、パノラマ状に記録してきた。
今回の展覧会では、撹乱後、人間の「遊戯」に対する欲望が投影された「遊戯場(amusement landscape)」に焦点を当てている。
郊外の西洋的箱庭の中で、のどかな休日を過ごす日本人の姿を俯瞰的に視ることで、この国のパブリック(公共)に対する感性、都市計画の在り方を提示する。 |
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