蜂庵
神無月の取り合わせ

落ち葉の季節に、黄色に染まった銀杏の葉、紅色の楓の葉、褐色の松葉などの落ち葉を集め、汚れを水洗いしてのぞき、あたかも風に舞い落ちて1ヶ所に吹き溜まった如くに、露地の一部に施すことを「吹寄」といいます。
十月下旬から十一月にかけて、席中や野点の折りにも、薄紅の楓、黄色の銀杏、白いぎんなん、褐色の栗、あるいは松葉などにみたてた干菓子を箕や籠に盛って、吹寄の雅趣を表します。


Last updated: September 25, 1996