大連ITクラブ 第11回例会 議事録

                                                        2004年5月7日
                              幹事 NEC S.I.
                                 柏熊敬示 
 第11回ITクラブ例会の内容を下記に報告します。

               記
1.開催日時 :2004年4月23日(金)16時~18時
2.場所   :NECSI大連分公司 「海外学子創業園A座3F 311教室」
3.出席者  :31名
  (1)ゲスト 5名
     ①主議題「中国の輸出入管理規制」ゲスト
       大連市対外経済貿易合作局 龍 躍 処長殿
       大連市人民政府研究室   程 功 副処長殿
     ②天津日新国際物流(有)大連分公司 小森田総経理殿
     ③日本国總領事館大連事務所 熊野副領事殿
     ④PWC大連   大厩隆啓大連代表殿
  (2)会員等 26名
4.資料
  (1)JETORO大連事務所殿
     ①中国における日本のコンピュータソフトウェアの流通に関する著作権侵害等 
      についての調査報告
     ②IT人材賃金アンケートご協力のお願い
     ③日系IT・ソフトウェア企業の抱える問題点等に関する意見聴取ご協力の
      お願い
5.議題
 (1)会長挨拶
   ①第二回中国国際軟件和信息服務交易会懇談会 開催の連絡
     7月29日(木)14:30~17:30、場所は未定。
      テーマ:大連におけるソフト開発の現状・問題点
          参加者:日本・UOS会会員約20名、中国・国際科技交流中心会員&
             大連ITクラブ
  (2)新会員、ゲスト挨拶
     ①阿爾派電子(中国)有限公司(アルパイン) 安斉殿
     ②サーキットテクノロジー㈱ 佐藤殿
     ③JETORO大連事務所 菊地殿
     ④フジオーネ・テクノ・ソリューションズ(FTS) 石井女史
     ⑤大連軟件園(ソフトパーク) ユ殿、李殿
     ⑥必愛インフォメーションシステム  横田殿
     ⑦日本国領事館大連事務所 熊野殿
     ⑧天津日新国際物流(有)大連分公司 小森田殿 

   (3)主議題
      大連市対外経済貿易合作局の龍躍処長殿から以下の内容について話があった。
    1)中国の輸出入は基本的に国家は奨励しているが、「制限」、「禁止」、「自由」の
      区別がある。他の国と同様に機密に関することは禁止している。
      ※詳細は商務部ホームページを参照のこと。
       商務部HP : http://www.mofcom.gov.cn/
    2)通関、税金等については特例がある。
    3)大連市はIT産業に力をいれており、大連でIT産業に参加している企業は  
      将来性がある。理由として以下の事項がある。
      ・大連は国家輸出入基地5つの中の一つである。
      ・国家レベルのソフトウェア交易会開催は大連のみである。(2004.7.29開催
       予定)
      ・高新園区、ソフトパークは将来、BPO基地(Business Process Outsourcing) 
             として国家に認定予定している。 
       また、外資系企業もBPOに入ることを検討している。
        4)質問があったら、取りまとめて提出していただければ回答可能である。

  (4)質疑応答(ゲスト、会員からの発言)
    1)特許権のあるソフトウェアの輸入事例
      短期間でソフト開発を行うために、特許権を取得しているソフトを輸入して   
      開発を行った。このときは、特許権を取得しているソフトを1年間のレンタ 
      ル契約して輸入した(申請・許可取得に6ケ月かかった)。
    2)開発したソフトを日本へ輸送する場合
      航空輸送の場合、途中でコピーされる可能性が大きいので控えたほうが無難。
    3)機器・設備輸入の場合
      安全保障の取得が必要。コンセント数、電圧によって最低1ケ月以上、場合 
      によっては3ケ月以上かかる場合がある。

  (5)JETOR大連事務所・菊地殿
    1)資料①にソフトウェアの輸出入に関する記載が一部ある。
    2)JETORO(大連)を訪問する企業等(約200社)から、大連IT企業 
      の賃金に関する質問が多い。このためアンケートをお願いしたい         
      (資料②、③)。アンケート結果の社名は公表しない。
  (6)在瀋陽日本国總領事館(在大連出張駐在官事務所)熊野殿
    1)4月1日から中国IT技術者のマルチビザ(短期マルチ)の取得が容易に
      なった(領事館ベースで発行可能となった)。条件として以下のものがある。
        ・1度以上日本への渡航経験があること
        ・信用度の高いIT技術の会社であること
    2)ビザ担当は山本殿である。
  
  (7)次回例会&幹事
    ①第12回例会開催日時 : 2004年6月17日(木)16時~18時
    ②幹事 : 軟件園、FTS(Dalian Fusione Techno Solutions Co.,Ltd)
              石井美奈子様

   ※例会終了後、ソフトパーク近くの麦子大王で懇親会を開催、20名の方が参加し  
    大変おいしい山西省料理を満喫しました。 
    なお、サーキットテクノロジー㈱佐藤常務取締役殿から日本酒の差し入れがあり、 
    出席者全員ご相伴に預かり、とてもおいしい日本酒に舌鼓をうちました。
    佐藤様、日本酒差し入れ有難うございました。
                                    以上

Created on 2004/06/04. Last update on 2004/06/04.