Micro HalfBridge ヘルプ

ハーフブリッジとは
ミニブリッジのルール
チーム戦とは?
ハンドファイルフォーマット
マイクロブリッジ




ハーフブリッジとは

ハーフブリッジは
ミニブリッジのルールを基本とし、日本コントラクトブリッジ連盟の清水映樹氏により改良されたゲームです。これは初心者がよりコントラクトブリッジに近い状況でプレイを練習できるように工夫されています。具体的には次の2点がミニブリッジとは異なります。


ミニブリッジのルール

プレイヤー

MiniBridge は4人で遊ぶカードゲームです。実際のゲームでは四角いテーブルを囲んで4人が座ります。それぞれの座る位置はノース(North)、イースト(East)、サウス(South)、ウエスト(West)と呼ばれ、向かい合ったノースとサウス、イーストとウエストが味方同士(ペア)となります。
このソフトウエアではあなたは(通常)サウスで、他の3人はコンピューターが担当します。

ディール(カードを配る)

MiniBridge ではジョーカーを除いた52枚のカードを使用します。ディーラーはカードをシャッフルして1枚づつ時計回りに配っていきます。各プレイヤーには13枚のカードが配られます。カードが配られたら各プレイヤーは自分のハンドのハイカードポイント(HCP)を数えます。

ビッド

ディーラーがまず自分のハイカードポイントが合計で何点あるかを公表します。続いて時計回りに残り3人のプレイヤーが自分のハイカードポイントを公表します。公表された点数の合計の多い方(21点以上)のペアがデクレアラーサイドとなります。もし両方のペアが20点ずつの場合は配り直しとなります。デクレアラーサイドのペアのうちより多くの点数を持っているプレイヤーがデクレアラーになります。2人が同点の場合は先に点数を公表したプレイヤーがデクレアラーとなります。
デクレアラーのパートナーはダミーと呼ばれ、自分のカードを表にしてテーブルの上にひろげます。デクレアラーはダミーのハンドを見た後コントラクトを宣言します。コントラクトとは切り札を何にするか、あるいは切り札なし(ノートランプ)とするか、およびゲームかノーゲーム(パートスコアと呼ばれます)かを宣言することです。

プレイ

デクレアラーはダミーのハンドから何をプレイするかを決めます。ダミーのハンドはそのディールのプレイが終わるまですべてのプレイヤーに対して表示されたままとなります。
デクレアラーの左側のプレイヤーが最初のカードを出すことでプレイが始まります(オープニングリード、といいます)。最初にカードを出す(リードする、といいます)人は何を出してもかまいません。そして時計回りに順番にプレイヤーがカードを出して行きます。各プレイヤーはリードされたスートと同じスートのカードがあればその中のどれかを出さなくてはなりません。同じスートのカードがなければ何を出してもかまいません。
プレイされた4枚のカード一組をトリックと呼びます。もし切り札がプレイされていればその中で一番強いカード(Ace が一番強く2が一番弱い)を出したプレイヤー、切り札がプレイされていなければリードされたスート中で一番強いカードを出したプレイヤーがそのトリックの勝者となり、次のトリックのリードを行います。すべてのカードがプレイされると13のトリックのうち何トリックをどちらのペアが勝ったかが決まります。

スコア

もしデクレアラーが宣言したコントラクトに必要なトリックを勝つことができたら、コントラクトはメイクした、といい、次の得点を獲得します。

もしデクレアラーが宣言したコントラクトに必要なトリックを勝つことができなかったら、コントラクトはダウンした、といい、足りないトリック1つにつき100点が相手側(ディフェンダー)に与えられます。

例:


チーム戦とは?

HalfBridge のスコアはどのようなカードが配られるかに依存します。この影響を減らし技術の優劣がスコアに反映されるようにするために、1つのディールを複数組の別のプレイヤーたちがプレイし、得られた複数の結果を比べる、という方法があります。これはデュプリケートと呼ばれ、その代表的な試合形式の1つにチーム戦があります。チーム戦ではあるディールはまず1つのテーブル(オープンルーム)でプレイされ、その後同じハンドがまったく別のプレイヤーたちによって別のテーブル(クローズドルーム)でプレイされます。

このプログラムではあなたは通常オープンルームのサウスに座ります。クローズドルームはすべてコンピューターがプレイし、あなたがプレイしている間にバックグラウンドで自動的にプレイが進められます。あなたがあるディールのプレイを終わると、通常はコンピューターによるクローズドルームのプレイも終了しており、あなたは自分の結果とクローズドルームの結果を比較することができます。

チーム戦においてはオープンルームのノース・サウスペアとクローズドルームのイースト・ウエストペアがチームメイトとなります。もしあるディールであなたが9トリック勝ち140点を獲得し、あなたのチームメイトであるクローズドルームのイースト・ウエストが110点を敵に取られた(つまりクローズドルームのノース・サウスが8トリック勝った)とします。このときのあなたのチームの得点は+30点となります。第一の可能性として、この結果はあなたのプレイの技量がクローズドルームのコンピュータより優っていたことを示しています。第二の可能性はあなたのチームメイトであるクローズドルームのイースト・ウエストがオープンルームのイースト・ウエストペアより優っていたということですが、このプログラムではどちらのイースト・ウエストもまったく同じコンピュータで、技量に差はありません。したがって第一の可能性しかあり得ません。



ハンドファイルフォーマット

Micro HalfBridge で配ったハンドはファイルに保存して後で再びプレイすることができます。テキストエディタを使えばこれらのファイルを修正したり、任意のハンドを入力することができます。ハンドファイルの形式は Micro Bridge のものと同じです。ハンドファイル名には .HND という拡張子がつきます。

ハンドファイルの形式は以下のとおりです。

データは(コメント行を除き)連続した5つの行で1ボード分のハンドを表します。ひとつのファイルには最大で 32ボードを収納することができます。ボード番号は連続していなくてもよく、また、同じボード番号があってもかまいません。

行  カラム 記述
-----------------------------------------------------------------
1   1-7    何を記入してもけっこうです。
    8      通常は空白。*はこの行がコメント行であることを意味します。

    9-10   ディール番号(1から64)
    17-20  バルネラビリティ(コントラクトブリッジ用)
           'NONE'  両サイドノンバル  
           'NS  '  NS バル
           'EW  '  EW バル
           'BOTH'  両サイドバル
           '    '  ボード番号に応じた標準のバルネラビリティ
    25     ディーラーのサイド
           'N'   North
           'S'   South	
           'E'   East
           'W'   West
           ' '   ボード番号に応じた標準のディーラーサイド

2   1-7    何を記入してもけっこうです。

    8      通常は空白。*はこの行がコメント行であることを意味します。
    9-22   サウスのスペードスートを左づめで記入します。
           カードは A, K, Q, J, 10, 9, 8, 7, 6, 5, 4, 3, 2 で表し
           ます。10 のかわりに 'T' と書くこともできます。
           ボイドの場合は'-'と書くか、空白のままにします。
    25-38  ウエストのスペードスート
    41-54  ノースのスペードスート
    57-70  イーストのスペードスート

3          ハートスート。書式は 2行目と同じ
4          ダイアモンドスート。書式は 2行目と同じ
5          クラブスート。書式は 2行目と同じ
-----------------------------------------------------------------
タブを使用することができます。タブの位置は 9,17,25,33,.....

<ハンドファイルの例>
----+----1----+----2----+----3----+----4----+----5----+----6----+
       *******************************************
       *        Sample hand data.                *
       *******************************************
       *
       *  S               W               N               E
       *
         1              W
        4               965             J1082           AKQ73
        4               KJ53            9876            AQ102
        QJ10943         AK              8652            7
        QJ964           AK85            3               1072
       *
         2              S
        -               AQ8752          KJ9             10643
        Q106            K85             J2              A9743
        KJ8762          A               Q109            543
        AK97            J42             Q10653          8
----+----1----+----2----+----3----+----4----+----5----+----6----+



マイクロブリッジ

マイクロブリッジは Windows 用のコントラクトブリッジプログラムで、1人から最高4人までゲームに参加することができます。ゲームの形式は練習モードと各種のデュプリケートゲームが主体ですが、人間が対戦して十分楽しめるだけの強さと使いやすさに加え、優秀な練習用パートナーとして、あるいはコントラクトブリッジ学習の補助的手段として利用していただけるような機能も色々備えており、入門者から上級者までそれぞれの技量に応じて幅広く活用していただくことができます。

マイクロブリッジに関するお問合せ

マイクロブリッジホームページ(http://www.osk.3web.ne.jp/~mcbridge/)
Email: mcbridge@tky.3web.ne.jp
住所: 〒176-0022 東京都練馬区向山 2−4−6 内田富夫
TEL:  03-6914-7031
FAX:  03-6914-7032

マイクロブリッジのお申し込み方法

下記の郵便振替口座に代金をお振り込み下さい。お振り込みの際、払込人の住所氏名、電話番号欄は正確にご記入下さるようお願いします。お振り込みが確認でき次第払込人様のご住所宛にマイクロブリッジをお送りします。通常お申し込みいただいてから10日から2週間程度でお届けできます。

郵便振替口座番号: 00110-1-97817 内田富夫
価格: 1セット当り 7,500円(本体7,000円+送料500円)

JCBLへのお申し込み方法

マイクロブリッジはJCBL(日本コントラクトブリッジ連盟)でもお取り扱いしております。JCBLの会員の方は会員価格でご購入できます。価格やお申し込み方法については下記ホームページをご参照いただくか、JCBL商品部宛てにお問い合わせください。

JCBLホームページ(http://www.jcbl.or.jp/)
Email: info@jcbl.or.jp
Tel: 03-3357-3741